JR東日本大宮支社は東北本線黒磯駅の電気設備改良工事にともない、2018年1月1~3日の早朝と深夜に一部区間で運転を取りやめ、バスによる代行輸送を実施すると発表した。
運休区間は、早朝時間帯が那須塩原~黒磯間と黒磯~新白河間(白河発上り始発列車は白河~黒磯間で運休)、深夜時間帯は矢板~黒磯間と黒磯~白河間。早朝は那須塩原駅で宇都宮方面へ折返し運転を行い、那須塩原駅以南はおおむね通常通りの時刻で運転。新白河~郡山間も通常通り運転する。運休が発生する時間帯は、1月1日が始発から朝7時頃まで、1月2・3日は始発から7時30分頃まで。
深夜時間帯は1月1・2日の最終列車のみ運休が発生。黒磯駅以南では宇都宮駅22時45分発の黒磯行最終列車が矢板駅止まりとなり、黒磯駅以北では同駅23時0分発の白河行最終列車を全区間運休とする。これにともない、1月1~3日の早朝時間帯は那須塩原~白河間で、1月1・2日の深夜時間帯は矢板~白河間でそれぞれバスによる代行輸送を行う。
今回実施する工事は、直流と交流を切り替える特殊な設備となっていた黒磯駅の架線を直流に切り替えるもの。黒磯駅では1959年の電化以来、この構造となっていたが、保守管理の難しさが課題になっていたため、設備簡素化による省力化を目的に2013年から直流化工事を進めてきた。工事は間もなく完了し、2018年1月から使用開始となる。