長良川鉄道は現在2両で運行している観光列車「ながら」を1両増やし、3両態勢にすると発表した。2018年4月から3号車「川風号」として運行する。
「ながら」は既存車両ナガラ300形2両をリニューアルした観光列車として2016年4月にデビュー。テーブル席やカウンター席などを備えた車内では、沿線の山の幸と川の幸を詰め込んだ食事が提供される。
デビュー当初から連日満席が続いたため、「せっかくご利用を希望されるお客さまがいらしてもお断りしなければならない心苦しい状況が続きました」と同社。現在は予約が取りやすくなってきたものの、ハイシーズンは満席が続くことから、増車を決めたという。
「川風号」も現行の2両と同じく水戸岡鋭治氏が外装・内装デザインを担当。外観は既存の2両と同じロイヤルレッドで、内装は白を基調とした天井・壁に天然木による寄木仕上げの床という組み合わせに。一般座席やソファー席の張地は白のレザーとした。座席にテーブルを取り付けてレストランカーとして使用することもできる。改装費用をまかなうため、12月1日からクラウドファンディングで支援を募る予定だ。