パーソルキャリアは11月27日、「転職理由」に関する調査結果をランキング形式で発表した。調査は2017年4月~9月の間に、同社運営の転職サービス「DODA」に登録した転職希望者を対象に行なわれ、3万8,994件の有効回答を得た。
転職理由について調査した結果、2012年上半期(2012年4~9月)から10回連続で、「ほかにやりたい仕事がある」(13.1%)が1位に。次いで、「会社の将来性が不安」(9.8%)、「給与に不満がある」(8.8%)と続いた。
前回調査と比べると、「給与に不満がある」(前回比+0.8pt)や「会社の評価方法に不満がある」(同+0.6pt)など、待遇に関する不満を挙げる人の割合が上昇。一方で、「専門知識・技術を習得したい」や「幅広い経験・知識を積みたい」は、低下傾向に。これについて同調査では、「2017年4月~9月は、最高益を更新した企業のニュースが数多くありました。しかし、それを基本給のベースアップなどの形で、社員の給与に一律に反映する企業は限定的でした。その結果、年収に不満を持つ人の中には、『同じ会社にいても給与が上がらないのではないか』『自身の仕事が正しく評価されていないのではないか』と考えた人が増加した」と分析している。