東急田園都市線の新型車両2020系が28日、ディーゼル機関車に牽引され、横浜市・川崎市の貨物線などを走行した。東急電鉄は新型車両2020系に関して、2018年春に計30両(10両編成×3編成)導入し、その後も順次、田園都市線へ導入予定としている。

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新型車両2020系は横浜市金沢区に本社・事業所を置く総合車両製作所が製造を担当。同社製ステンレス車両「sustina(サスティナ)」の「sustina S24シリーズ」(車長20mの4ドア車)で、レーザー溶接によるフラットな車体を実現している。

デザイン監修は丹青社が担当。丸みを帯びたやわらかみのある顔をイメージしたという前面デザイン、車体前面下部から車体側面上部にかけてのグリーン(田園都市線の路線カラー)のライン、エクステリアのコンセプトカラー「INCUBATION WHITE」などを特徴としている。車内もハイバック仕様の座席や空気清浄機「ナノイー」などで快適性が向上。車両機器をつねに監視できる大容量情報管理装置の採用により、車両故障の未然防止を図ることで運行のさらなる安定化も実現するという。

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東急電鉄は田園都市線の新型車両を「2020系」としたことについて「2020年の東京オリンピック、さらに2022年の当社創業100周年に向けて、田園都市線により親しみを持っていただき、沿線の街や駅と調和する車両にすることを目的に命名」したと説明する。なお、同社は2018年春、大井町線に新型車両6020系を導入することも発表している。