俳優の工藤阿須加が、CS・フジテレビTWOで放送される『ザ・ブラックカンパニー』(来年2月放送予定、30分×全6話)で、ドラマ初主演を果たすことが28日、明らかになった。
このドラマは、江上剛氏の同名小説が原作。高校卒業後、音楽にのめり込むもののいまだに芽が出ず、突然、コンビニのバイトも失って未来が真っ暗になった主人公・水野剛太(工藤)が、ふと入ったハンバーガーショップで商品に意見を言ったことがきっかけで正社員になるが、これが悪夢の始まりに。鬼のような研修に耐えるも、パワハラ・長時間残業は当たり前の過酷な職場で、同期とともに奮闘する姿を描く。
工藤は「ブラック企業が題材だと聞いた時、そこに働く人達の心情に想いを馳せて丁寧に向き合っていきたいと思いました。このような重要な役を頂き、身が引き締まりますが、同時に『新しいチャレンジが来た。この作品を通してどんな景色が見えるんだろう』と、心が高揚しています」と意気込み。
「同年代の人達の苦悩や葛藤を自分の『声』『思い』に変えて、リアル且つ笑えて、泣けて、最後には見てくださった皆さんに希望という光をお届けできるよう取り組んでいきたいです。その中で共演者の方々と素敵な時間が作れる予感がしています。どんな風に料理して素敵なハンバーガー(作品)を作れるのか、今から楽しみです」と期待を語っている。
その共演者には、一緒にハンバーガーショップに入社する元ひきこもり役で岡山天音、愛嬌はあるが内心は冷めているエリアマネージャー役でMEGUMI、ネット界の有名人である常連客役で村上虹郎、そしてカリスマで従業員たちを洗脳していくハンバーガーチェーンの社長役で速水もこみち。他にも、尾上寛之、深水元基、高橋ひとみといったキャスト陣が脇を固める。