シンガーソングライターの松任谷由実が27日、東京・帝国劇場で初日を迎えたユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』の特別カーテンコールに登場した。

  • 松任谷由実、寺脇康文、宮澤佐江

    左から宮澤佐江、松任谷由実、寺脇康文

同作は2012年に開場101周年目の新たなスタートとなった帝劇と、デビュー40周年を迎えた松任谷のコラボレーションとして誕生したシリーズの3作目。俳優の演技と、松任谷の歌が一体となった空間を作り出す。今回は500年後を舞台に、職を失った中年男性・鳴沢肇(寺脇康文)が、20年前に結婚を約束した女性に生き写しの女性・紗良(宮澤佐江)に出会う。松任谷が1976年に発表したアルバム『14番目の月』に収められた「朝陽の中で微笑んで」がタイトルに選ばれた。

座長・松任谷からは、23日に行われた舞台稽古の初日にメインキャストへ楽屋のれんが贈られた。松任谷自ら楽屋のキャスをと訪ね届けられたのれんは、何百もの色見本から、各キャストの色を松任谷が選んだという。また、初日を迎えた27日には、座長弁当200個が差し入れられた。

初日公演後のカーテンコールでは、名曲「やさしさに包まれたなら」を披露。客席もスタンディングオベーションで熱気に包まれる中、松任谷自らキャスト・アーティスト一人一人を名前を呼んで紹介し、全員で手をつないで歓声を受ける。感極まった男性の観客が「ユーミン!!」と名前を呼ぶ場面もあった。

同作にはほか、水上京香、中別府葵、島ゆいか、山田ジェームズ武、入絵加奈子、六平直政、斉藤洋介らが出演。帝国劇場で12月20日まで上演される。

  • 松任谷由実、宮澤佐江
  • 松任谷由実、寺脇康文、宮澤佐江
  • 松任谷由実、寺脇康文、宮澤佐江
  • 松任谷由実、寺脇康文、宮澤佐江
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  • 松任谷由実、寺脇康文