朝、通勤途中の電車の中で、近くからシャカシャカという音漏れが聞こえてきたら、あなたはどう感じるだろうか。今回はマイナビニュース会員501名に、通勤電車での音漏れについて考えてもらった。

Q.通勤電車で隣の人が音漏れしていた場合、注意することができますか?

できる 13.2%
できない 86.8%

通勤電車で隣の人が音漏れしていた場合、注意することができますか?

Q.その理由を教えてください(自由回答)

注意「できる」と回答

注意は当然のこと

・「うるさかったら注意するのが当たり前」(40歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「マナー違反だから」(65歳男性/人材派遣・人材紹介/技能工・運輸・設備関連)
・「ルールを守るのが常識だから」(34歳男性/農業協同組合/営業関連)
・「迷惑行為は、誰かが指摘しないと分からないと思うから」(41歳男性/物流・倉庫/その他・専業主婦等)
・「多少の音漏れなら注意はしないが、大きい音なら迷惑になるので注意する」(61歳男性/電力・ガス・エネルギー/メカトロ関連技術職)

やんわりたしなめる派も

・「柔らかに注意する」(60歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「優しく声を掛ける」(65歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「ジェスチャーで伝えて、無視されるならあきらめる」(57歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「注意というより、ちょっとお願いする感じ。お互い様だと思うから」(49歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)

注意「できない」と回答

他人は怖い

・「トラブルに巻き込まれたくないから」(40歳女性/アウトソーシング/事務・企画・経営関連)
・「逆ギレされると、怖いから」(27歳女性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「どんな人物か分からないし、争い事は避けたいので」(44歳女性/信託銀行/事務・企画・経営関連)
・「なるべく知らない人に話しかけない」(32歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「最近は下手に注意して、逆ギレする人もいるので怖くて注意できません」(57歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「いろいろなニュースを聞いていると、怖いから」(45歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

非常識な人は……

・「ある程度の年齢になって人の迷惑について自分で考えられない人は非常識人なので何を言っても無駄。トラブルになるだけ」(38歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「そもそも音漏れをしている時点で人の話を聞くような人ではないことが分かるから」(43歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)
・「音漏れして平気な人が他人の注意に耳を傾けるとは思えないので」(42歳女性/教育/公共サービス関連)

何も感じない人も

・「我慢できないほどの大音量の音漏れはなく、そこまで気にならない」(23歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「そもそも音漏れくらい何とも思わない」(41歳男性/不動産/営業関連)
・「自分も音楽を聴くので音漏れには厳しくないです」(41歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「音漏れであれば、多分自分は何も行動しない。気にならないわけではないが、それほど気にならないから。それよりは、携帯で話したりしている方が気になり、その際は言うし、言ったこともある」(46歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

総評

通勤電車での音漏れ、注意「できる」と答えた人は13.2%と少数派で、「できない」と答えた人が86.8%にも上った。

注意「できる」という人たちは、「ルールやマナーを守らない人は当然注意するべき」「うるさかったら迷惑行為だと伝える」という正義感あふれる回答が多く、事を荒立てないように、やんわりとジェスチャーで諭す、優しい声でお願いする、という人もいた。

多数派の注意「できない」人たちの意見で最も多かったのは「逆ギレされると怖い」「トラブルに巻き込まれそう」といったもので、見知らぬ他人への恐怖を感じている人が非常に多かった。「そもそも迷惑行為をするような人は常識が通用しない」という考えから、リスク回避や保身のためにも注意しない方が賢明、と考えているようだ。「注意できないというよりは、しない」という感覚が現代社会では多数派になったように思える。

「できない」という回答の中には「音漏れは特に気にならない」「自分も音楽を聴くからお互い様」という声も案外あった。通勤電車内なら、携帯で通話している方が気になる、という意見も寄せられたが、あなたはどう考えるだろうか?

調査時期: 2017年10月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女501名
調査方法: インターネットログイン式アンケート