「ユーチューバー」「インスタ映え」が流行語大賞にノミネートされるなど、急速に広がりを見せるネット社会。中でも、いつでも誰とでも繋がることができるSNSの普及は、私たちの生活にさまざまな変化をもたらしている。そこで今回は、SNSを勤務中に使用することについて、在日外国人20名の意見を聞いた。

Q.仕事またはアルバイトなどでLINEやFacebookなどのSNSを使うのはありだと思いますか?

■あり

  • 「最近は、SNSを使って仕事するのが一般的だと思います。海外取引先の宛名では、会社名、メールアドレス以外にLINEのIDなどを書く人もいます」
    (カンボジア・20代前半・男性)
  • 「ありだと思います。便利ですね。でも、休みの日などはメッセージを無視しちゃうかもしれないので、それは理解して欲しいです」(アメリカ・30代前半・女性)
  • 「ありだと思いますが、アカウントは分けたいと思います」(パラグアイ・50代・女性)
  • 「とても便利です」(スペイン・40代前半・女性)
  • 「はい、そうです」(香港・20代後半・男性)
  • 「ありだと思う」(ロシア・20代前半・男性)
  • 「ある」(ポーランド・30代前半・男性)

■条件付きであり

  • 「使い方によってありだと思います。私は仕事用のFBアカウントがあります」
    (オーストラリア・30代後半・女性)
  • 「本当に急ぎで取らないといけない必要な連絡だったら、少し許されると思います」
    (シリア・30代後半・男性)
  • 「よくないと思います。でも、頭の切り替えのためにFbを見るのは効果的です」
    (ドイツ・30代前半・男性)
  • 「個人で使う場合、緊急でない限りは、休憩時間のみに使うべきだと思います」
    (エジプト・30代前半・女性)
  • 「仕事に支障を与えない範囲だったらありと思います。SNSからも仕事に役に立つ情報を得られます」(イタリア・20代前半・女性)
  • 「休憩時間のみありだと思います」(フィリピン・30代後半・女性)

■なし

  • 「よくない。効率が下がる」(マレーシア・40代前半・男性)
  • 「会社の仕事としてはない」(インド・30代前半・男性)
  • 「駄目だと思います。個人的に、smombieが嫌いな私が社長などであれば、仕事をしながらああいうアプリを使う人を首にします」(スペイン・30代前半・男性)
  • 「あまり好きじゃない」(ハンガリー・30代後半・女性)
  • 「思いません」(ペルー・40代前半・女性)
  • 「思いません」(中国・20代前半・女性)
  • 「なしと思います」(タイ・40代前半・男性)

総評

仕事でSNSを使うことに、明確に「NO!」という外国人は7名だった。「あり」と回答した人のコメントを見ると、総じて、仕事に活かせれば「あり」と考えているように感じた。その一方で、プライベートの内容なら、休憩時間や緊急時以外での使用はNGなど、その使い方に一定のモラルを求める声も目立った。

スマートフォンの普及により、いつでもどこでも情報を得られるようになった現代、迅速な情報収集はもちろんのこと、仕事のヒントを得ることもあるSNS。いつの間にか"smombie"と化してしまわぬよう、日本社会のTPOに合った利用を心がけた方が良さそうだ。