マイボイスコムはこのほど、「胃腸薬の利用」に関する調査結果を明らかにした。同調査は10月1日~5日、全国の男女1万912人を対象にインターネットで実施したもの。
胃腸薬を利用しているか尋ねたところ、45.2%が「利用している」と回答した。特に高年代層で高く、50代以上では5割弱となっている。利用頻度について聞くと、「半年に1回以下」(18.9%)が最も高かった。月に1回以上利用する人は、全体の約15%だった。
胃腸薬を利用している人に対し、どのようなときに利用することが多いか尋ねると、「胃もたれ」(42.4%)、「食べすぎ」(38.9%)、「胃痛」(37.1%)が多かった。「飲みすぎ」は男性、「胃痛」「胃もたれ」は女性で比率が高い。
胃腸薬の購入場所について尋ねたところ、「(独立したチェーン店舗の)ドラッグストア(72.2%)が最も多かった。次いで「(スーパーなどの店舗に併設された)薬局・薬店、ドラッグストア」(23.4%)となっている。
胃腸薬の選定時に重視している点について聞くと、「効能・効果」(55.7%)に続き、「効き目のはやさ」「飲みやすさ」「価格」が各3割となった。胃腸薬を選ぶにあたり参考にした情報源は何か尋ねると、「テレビ番組・CM」「商品パッケージの説明」「販売店の店頭の情報」「家族や友人の意見」が2~3割で上位を占めた。
胃の調子が悪いときの対処法について尋ねたところ、最も多い回答は「胃腸薬を飲む」(38.5%)だった。次いで「消化の良いものを食べる」「食事を控える」「病院・診療所などの医療機関に行く」「寝る」「体を休める」が各2割で続いている。「食事を控える」「消化の良いものを食べる」「寝る」「体を休める」は、女性で比率が高かった。
市販の胃腸薬についての不満・要望について聞くと、「値段に差があるのにその理由がわかりづらい(男性23歳)」「滅多に飲まないので消費期限が切れてしまう(男性65歳)」「臭いが独特なので、もう少しソフトにしてもらいたい(女性39歳)」「根本的な治療にはならないと思うので不安感がのこる(女性51歳)」などの意見が寄せられた。