一般に「給料の3割が適正」と言われる家賃の割合。実際のところ、給料に対して何割くらいの家賃を払い、その額についてどのように感じているのだろうか? 今回はマイナビニュース会員のうち一人暮らしをしている243名に、家賃について質問してみた。

Q.手取り給料における家賃の割合はどのくらいですか?

1位 3割 39.1%
2位 2割 21.8%
3位 4割 11.5%
4位 1割 11.1%
5位 5割 4.5%

手取り給料における家賃の割合はどのくらいですか?

Q.今の家賃は手取りに比べて高い(割高)と思いますか?

高い 43.6%
適正 40.3%
安い 16.0%

今の家賃は手取りに比べて高いと思いますか?

Q.その理由を教えてください

「高い」と回答した人の意見

・「2割: 家賃の他にも生活費が色々とかかるから」(26歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「3割: 支出で一番多い項目が家賃だと思うから。もう少し軽減できれば生活が楽になると思う」(27歳女性/食品/専門職関連)
・「3割: あくまでも賃貸だから」(39歳男性/クレジット・信販/営業関連)
・「4割: もっと安いところに住みたいが、セキュリティー面や利便性を考えると、今より安いところには住めない」(30歳女性/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)
・「5割: 生活にゆとりがない」(35歳女性/その他/その他技術職)

「適正」と回答した人の意見

・「2割: 生活に支障なく、ぜいたくもできる」(39歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)
・「2割: 今住んでいる街の家賃相場より安く今の部屋で満足しているから」(27歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「3割: 部屋は広いので相場と比べれば妥当だと思います」(43歳男性/コンビニエンスストア/販売・サービス関連)
・「3割: これ以上は払えないし、下げると住む場所が悪くなるので」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「3割: 間取りと職場からの距離」(42歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

「安い」と回答した人の意見

・「1割: いい所に住みたいと思っていないため、安い物件に決めたから」(49歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「1割: 社宅なので」(33歳男性/その他/販売・サービス関連)
・「1割: 公営住宅なので安い」(58歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「1割: 郊外で借りているので周辺の相場に比べるとかなり安くなっています」(45歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)
・「3割: 1階だから」(43歳男性/教育/営業関連)

総評

給料の手取り額に対して、家賃の割合はどれくらいか? という質問で、最も多かった答えは「3割」(39.1%)だった。次いで「2割」(21.8%)、「4割」(11.5%)と続き、2~4割だけで62.4%と過半数を上回った。

今の家賃は手取りに比べて「高い」と答えた人は43.6%で、3~7割の家賃を払っている人がこの選択肢を選んでいた。回答を見ていると、「生活が苦しい」「貯金に回したい」など経済的余裕が欲しいという声が目立っていた。家賃は毎月固定で出ていくお金だけに、できるだけ切り詰めたいというのが本音なようだ。家賃が6割という人からは「住むだけで破産しそうになる」なんてコメントも寄せられた。

「適正」と答えた40.3%の人は、家賃「3割」が最も多かった。回答では「間取りを考えると適正」「これ以上家賃を下げると生活水準が下がる」など、額面だけの問題でなく、その物件自体の価値も鑑みて、家賃に納得して住んでいる様子もうかがえた。

「安い」と答えた人は、給料に対して家賃が「1~3割」という人しかなかった。社宅や会社の寮、また「郊外の物件」「1階」「公営住宅」など、お値打ち物件を探して住んでいる人が目立っていた。

調査時期: 2017年10月21日~2017年10月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女243名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません