マカフィーは21日、米McAfeeが調査した2017年版「最もハッキングされやすいギフト」の結果を発表した。

同社調査による最もハッキングされやすいギフト第1位は、日常的に狙われやすいノートPCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスとなった。続いて第2位にドローンがランクイン。ドローンでは、ドローンの乗っ取り、悪質なドローンから偽のWi-Fi信号が送られてくるといったリスクがあるという。

第3位はAIアシスタント対応デバイス(スマートスピーカーなど)。常に起動のためのウェイクワードを待機している状態かつ、カメラを搭載したデバイスも増えているとして、プライバシーに関わる問題を抱えている。その事自体をユーザー側が認識することが重要という。

第4位は、インターネット接続機能を備えたオモチャとなった。スマート玩具に内蔵されたマイクや位置情報をサービスを狙った攻撃が行われる可能性があるという。

第5位はネットワーク家電で、自身や自宅に関する情報が盗まれる可能性があるという。国内でもIoTデバイスに関する脅威は注目されてきており、マカフィーを含む複数のセキュリティ企業が、IoTデバイスにも配慮したセキュリティ製品を発表している。

同社は、ホリデーシーズンのサイバー攻撃対策として、不要なリンクをクリックしないこと、ソフトウェアをアップデートすること、不審なWi-Fiスポットに注意することなどを挙げている。

調査は2017年9月から10月にかけ、オランダの調査会社MSI-ACIに委託し、日常的にインターネット接続デバイスを使用しているアメリカ在住の一般消費者1,206人を対象に実施された。対象年齢は18から55歳。