マクロミルは11月21日、スマートスピーカーに関する調査結果を発表した。調査期間は2017年10月27~29日、有効回答は20~59歳マクロミルモニタ会員1,000人。
スマートスピーカー、過半数が「日本で流行らない」
スマートスピーカーの認知状況を尋ねると、「すでに保有している」が1.1%、「どのような製品か知っている」が21.9%、「名前は聞いたことがある」が38.7%で、認知率は61.7%となった。
スマートスピーカーについて説明をした上で、非認知者も含め購入意向を聞くと、「ぜひ購入したい」「やや購入したい」を合わせて13.7%となり、現保有者1.1%を含めると14.8%が購入希望を持っていると推察される。
携帯電話などの音声アシスト利用者と非利用者で、スマートスピーカーの認知率と購入意向の違いをみると、利用者の認知率は78.3%、購入意向は30.0%、非利用者の認知率は55.9%、購入意向は9.4%と、両者の間に大きな差が出る結果となった。
日本において、スマートスピーカーは今後流行るかどうか質問すると、52.7%が「あまり流行らなさそう」と回答し、「絶対に流行らない」という人も7.4%いた。他方、「流行りそう」は37.3%、「絶対に流行る」は2.6%にとどまった。
スマートスピーカーの音声アシスタントでできる機能を12項目挙げ、どの程度魅力に感じるか尋ねたところ、「音楽を再生する」機能が魅力に感じると答えた人が最も多く60.3%。2位は「天気やニュースを読み上げる」で51.1%、3位は「スマート家電(照明、エアコン、テレビ、レコーダー等)の操作」で49.7%と続いた。