キューサイは11月21日、11月23日の『勤労感謝の日』を前に、100歳100人実態調査の中から「周りの人や地域・社会に対する貢献」についてまとめたものを発表した。調査期間は2017年4月5日~6月12日、調査対象は100歳以上の個人100人、100歳以上のシニアの家族・近親者。

100歳以上の人は学習意欲も旺盛

100歳100人の家族に、100歳以上の人が今までに「周りにしてきたこと」「地域や社会貢献」を尋ねると、90%が何らかの「周りの人や地域・社会に対する貢献」を行ってきたことが判明。このうち「老人会、町内会等のコミュニティ活動」は41%、「その他の活動」は59%となった。

100歳以上の方が今までに「周りにしてきたこと」「地域や社会貢献」キューサイ調べ

回答者からは「県人会の会長を務めていた。また行事のあるときは手作りの奄美料理をふるまい、近所の人々を笑顔にしていた」(神奈川県/女性/101歳)、「漁師だったため、日頃から新鮮な海の幸を皆さんにあげ、喜んでもらった」(三重県/男性/104歳)など、様々な声が寄せられた。

またシルバー大学や地域の俳句教室に通うなど、高齢になっても学び続ける人が多いこともわかった。更に「編み物教室の先生として地域や生徒さんたちとのコミュニティを保ってきた」(高知県/女性/101歳)など、100歳100人のうち9人が、日本舞踊や編み物、茶道の講師等、「先生」として周りの人と関わってきたことも明らかになった。

同社は「学ぶ姿勢だけでなく学んだことを周りにシェアすることに喜びを感じているという回答も多くあることより、100歳の"イキイキ"の鍵は好奇心旺盛な『インプット&アウトプット』にあるのかもしれない」と推測している。