スカパー! はこのほど、「夫婦円満・家族円満の秘訣に関する調査2017」の結果を発表した。この調査は、10月26日~30日の期間インターネット上で行われたもの。既婚男女1,000名から回答を得た。

夫婦仲の自己採点(単一回答形式) スカパー! 調べ

はじめに、全回答者に夫婦仲を「0点(非常に仲がわるい)」から「100点(非常に仲がいい)」で自己採点してもらったところ、「80点」が19.4%がで最も多く、次いで「100点」が18.8%と続いた。仲がいいと自己評価した人(採点が60点以上だった人)は71.3%で、平均点は71.3点という結果だった。

また同設問の回答について、男女別にみると、男性では「100点」と回答した人が最多で20.2%、平均点は72.1点だった。一方、女性は「100点」より「50点」や「80点」という回答が多く、平均点は70.6点だった。

夫婦で一緒に、楽しんでいること(複数回答形式) ※一部を抜粋して表示 スカパー! 調べ

次に全回答者に、「普段、夫婦で一緒に楽しんでいること」を聞いたところ、「食事」が最も多く、次いで「テレビ視聴」、「国内旅行(温泉巡りなど)」、「ショッピング」「食べ歩き・カフェ巡り」が続いた。夫婦仲の自己採点で「100点」と回答した夫婦の結果を見ると、「食事」が72.9%、「テレビ視聴」は64.4%だった。

夫婦仲の平均点(夫婦で一緒に楽しんでいること別) ※上位10位を表示 スカパー! 調べ

ここで、「夫婦で一緒に楽しんでいること」別に夫婦仲の平均点を見てみると、1位は一緒に「ゲーム」を楽しんでいる夫婦で86.3点、2位は「舞台鑑賞(劇場で)」を楽しんでいる夫婦で85.5点、3位は「映画鑑賞(映画館で)」を楽しんでいる夫婦で85.1点という結果となった。ゲームや舞台鑑賞、映画鑑賞といった共通の趣味がある夫婦は円満度も高い様子が窺えることから、夫婦共通の趣味をみつけ、一緒に楽しむことは、夫婦の円満度を上げるために有効なようだと同社は分析する。

夫婦のパワーバランス (各単一回答形式) ※「夫」(「夫の方」と「やや夫の方」の合計と「妻」(「妻の方」と「やや妻の方」の合計)を表示 スカパー! 調べ

次に、全回答者に、テレビのチャンネル権や財布の紐といった夫婦のパワーバランスについて聞いた。夫が主導権を握っている夫婦の割合と妻が主導権を握っている夫婦の割合を比較すると、「テレビのチャンネル権」は、夫が握っているという回答が31.0%で、妻が握っているという回答が24.6%。一方、「財布の紐」は、夫が握っているという回答が21.7%、妻が握っているという回答が49.4%。「盆・正月の帰省先決定権」は、夫が握っているという回答が19.7%、妻が握っているという回答が29.4%だった。

また、「夫婦喧嘩で強い」でも、夫のほうが強いという回答が16.9%だったのに対し、妻のほうが強いという回答が37.7%と妻に軍配が上がった。「テレビのチャンネル権」以外は、妻に主導権がある家庭の方が多い傾向が見られた。

夫婦仲の平均点(夫婦のパワーバランス別) スカパー! 調べ

パワーバランス別に夫婦の平均点を算出したところ、「テレビのチャンネル権」と「財布の紐」、「盆・正月の帰省先決定権」は夫が握っている夫婦(テレビのチャンネル権70.6点、財布の紐73.0点、帰省先決定権72.6点)の方が、妻が握っている夫婦(テレビのチャンネル権69.3点、財布の紐70.7点、帰省先決定権68.8点)より高かった。一方、「夫婦喧嘩」は、夫が強い夫婦は70.0点、妻が強い夫婦は72.3点と、妻が強い夫婦の方が高く、逆の結果となった。

この結果から同社は、日常生活における主導権は夫が握りつつも、夫婦喧嘩が起こった際は妻が勝利するといった力関係が夫婦円満のためにはベストなパワーバランスなのかもしれないとコメントしている。