トヨタ自動車は20日、純正ナビゲーションのオプションとして「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」を開発し、21日に発売すると発表した。

「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」

「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」は、2017年3月に発売した「安心機能付きドライブレコーダー(別体型)」から機能を厳選。通常のドライブレコーダーの基本機能に加え、ふらつき・はみ出し走行通知、車両接近・前方車両発進通知、進入禁止標識通知などの機能を備えており、安心な運転を支援する。このオプションは、車両や年式などにより条件が異なるが、原則としてToyota Safety Sense、レーンキーピングアシスト、スマートアシスト未装着車に設定可能。

「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」は、バックカメラに雨滴などが付着した際に、バックカメラ上部に装着されたノズルから高圧空気を噴射することで雨滴などを除去し、モニターに映し出された後方映像が見えづらくなることを防ぐ。このオプションは「アルファード」「ヴェルファイア」「ヴォクシー」「ノア」「エスクァイア」「エスティマ」のうち、T-Connectナビの10インチと9インチモデルを接続した車種に設定できる。

「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」左が雨滴が付着した状態、右が雨滴をエアーで吹き飛ばした後

「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」の「信号連携減速案内」と「信号待ち発進準備案内」

「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」は「信号連携減速案内」と「信号待ち発進準備案内」を搭載。「信号連携減速案内」は、交差点に到着するときに信号灯色が赤になることが予想される場合に、光ビーコンから得た信号情報をもとにドライバーへ早めのブレーキによるゆるやかな減速を促すことでスムーズかつ安全な運転を支援する。「信号待ち発進準備案内」は、赤信号での停車時に光ビーコンから得た信号情報をもとに、待ち時間の目安をナビの画面上に表示する。このオプションは、地図ソフト2017年秋版以降が入っているT-Connectナビの10インチと9インチモデル、そしてT-Connectナビに対応する。

取付費などの諸費用を含まない価格は、「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」が4万500円、「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」が3万2,400円、「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」が3万2,400円(価格はすべて税込)。