ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:真木よう子、体調不良も「降ろさないで!」映画降板前に直訴していた
11月10日に所属事務所から映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の降板が発表されていた真木よう子(35)。同映画は、篠原涼子、広瀬すず、渡辺直美、小池栄子などの主演経験者がズラリ。しかも『君の名は。』をヒットさせた川村元気プロデューサー、『バクマン。』『SCOOP!』などを手がけた大根仁監督が名を連ねる大作だ。降板理由は体調不良だったが、すでに衣装合わせなどが終わり、撮影前日の異変だっただけに、「またトラブル?」「わがままでは?」などの憶測を呼んでいる。
『週刊女性』は、「真木を守るべき立場の所属事務所でさえ、ここにきて彼女との間に距離ができている」と指摘。「最近は事務所サイドが『もう彼女はコントロールがきかないから』と半ばあきらめている」という話を掲載した。
さらに、真木が降板について話し合うため、単独でプロデューサーや監督と話し合いの場を設けたという。通常、事務所の人間が立ち会わないことはありえないのだが、真木は「降ろさないでほしい」と直訴したかったようだ。しかし、事務所もスタッフも、真木の体調面を考えて降板が決まったらしい。
11月9日、同誌は真木に真相を直撃。降板の事実を認めつつも、「私が決めたことではないので……」と意味深に話した。体調に関しては「大丈夫です。元気です」とコメントしたが、写真を見る限り、かなりほっそりとした印象だ。主演ドラマが極度の不振、Twitter土下座の賛否、コミケ参加騒動など……真木にとって2017年は厄年だったのか。
■4位:三浦春馬がダンサー・菅原小春と破局。「もうついていけない……」
『週刊女性』が三浦春馬(27)とダンサー・菅原小春(25)の破局を報じた。2人の交際が発覚したのは今年2月。2ショットが流出したほか、格闘技観戦デートも報じられるなど交際は順調と思われていたが、早くも破局したという。
同誌は三浦が周囲の人々に「『もうついていけない、限界。別れたい……』とこぼしていた」という知人のコメントを掲載。さらにその理由は、「小春さんのキャラクターがあまりに強烈で、初めのうちはそんなところに惹かれていたのですが、徐々につき合っていくのが大変になってしまった」という。
しかし、もともと菅原は、18歳で単身アメリカ修行に出た行動派で、強い気持ちの持ち主だけに、「そんなことは最初からわかっていたのでは?」と言いたくなる。ただ、三浦にしてみれば、「身内になってみたら想像以上だった」のだろうか。
現在、三浦はドラマ『オトナ高校』で女性の扱いが下手な童貞役を演じている。今回の破局報道で見せた不器用な恋愛ぶりが、ドラマの追い風になるかもしれない。
■3位:西内まりや、事務所社長ビンタ事件! 月9主演以降消えた理由は?
「西内まりや(23)が事務所社長をビンタ?」、にわかに信じがたい記事を報じたのは『週刊文春』。
10月3日、芸能事務所ライジングの応接室から「バチーン!」という大きな衝撃音が響き渡った。その後、西内が泣きながら部屋を飛び出したというのだ。西内は「もうガマンできない」「こんなに頑張ってるのに何で認めてくれないの」と泣き叫んで過呼吸のような状態になり、ドクターの処置でようやく落ち着きを取り戻す。一方の社長は「左手で顔面を抑え、苦痛に顔をゆがめていた」とのこと。何と医師から「1カ月以上の加療が必要」と診断されたらしい。
そんな“ビンタ事件”から約1カ月後、事務所に西内の代理人から内容証明が届いた。その書面には、来年4月以降、契約を更新しない旨が書かれていたという。これまで「10代女子のなりたい顔1位」「日本レコード大賞最優秀新人賞」「フジテレビ月9で主演」などの華々しい経歴を持つ西内に何があったのか?
同誌は西内が1年前から過呼吸の症状を繰り返していたと指摘。「不安になると症状が出る」という知人のコメントや、今年4月に渋谷区の路上で体調不良を訴えて救急搬送されたことなどを掲載した。西内は周囲の誰もが認める真面目で努力家だけに、「そうなのかも……」と信じる人もいるだろう。
西内の代理人はビンタ事件を否定したが、事務所の代理人は「紛れもない事実です」と言い切った。そして当の西内は、昨年8月に交際を報じられたモデル・呂敏(27)と歩く姿が目撃されている。「このまま消えそう」という声が西内のさらなる過呼吸につながるのではないか、心配だ。
■2位:インディ王者・佐藤琢磨と内藤聡子アナの7年に及ぶ不倫愛が発覚!
インパクトで言えば、今週はこれが一番かもしれない。『週刊新潮』が佐藤琢磨(40)と内藤聡子(43)の不倫を報じた。佐藤と言えば、F1で表彰台に上がったほか、「インディ500」をアジア人初制覇。トランプ大統領の歓迎晩餐会にも招かれた大物ドライバーだ。一方の内藤は、夕方の人気番組『5時に夢中!』のアシスタントを長年務めたフリーアナウンサー。「独身自虐キャラ」と「徹底したセレブ志向キャラ」で人気を集めていたが、これらがガチだったことになる。
佐藤は妻と長男、長女を持つ既婚者でパパ。しかし、9月30日に同誌が目撃したのは、長男の運動会を遠くから1人で見守る姿だった。さらに11月4日、佐藤と内藤が車で外出し、マンションへ帰っていく姿をキャッチ。その後に撮られた「マンションの壁に隠れて佐藤を見送る内藤」。この写真が“日陰の女”という立ち位置を如実に表していて生々しい。内藤は『5時に夢中!』の降板後、「事務所も辞めてハワイへ留学する」という謎の行動に疑問の声があがっていたが、今回の報道ですべてが腑に落ちた。
同誌の直撃を受けた佐藤は、「事実だと認めます」「2010年秋、ラジオ番組で一緒になって盛り上がった」とコメント。さらに、「内藤さんのことは2012年夏ごろ(妻)に知られて、離婚に向けての話をした」という。しかし、妻とはうまくいっていないが、子どもが支えになっているため、「正直な話、非常に悩んでいます」なんて本音も。何とも正直な男だが、約7年にも及ぶ不倫の罪は重い。何より2人の女性と子どもたちが苦しんでいる。
■1位:いしだ壱成が離婚即交際発表! 前妻の私物を使う理解不能な19歳女優
今週の1位は理解不能、「やっぱ芸能人って変」と思わせた、いしだ壱成(42)の新恋人発表。壱成は今年8月に2度目の離婚をし、先月発表したばかりだが、早くも新恋人がいて、しかも相手は19歳というのだ。
15日、壱成は会見を開いて、舞台共演で一目ぼれした女優・飯村貴子(19)との交際を宣言。「すでに半同棲である」ことや、「離婚に飯村の存在が影響した」こと、「しかし離婚成立までは交際を控えた」ことなどを語った。
会見の数時間後、飯村も自身のツイッターに「私飯村貴子は、俳優のいしだ壱成さんと交際させて頂いております!しばらくの間、お騒がせするかもしれませんが女優業の方頑張りますので変わらぬ応援よろしくお願い致します」コメント。ここまで無名の女優だと、「売名」と言われてしまうのが辛いところだが、実際ツイッターのフォロワーやコメントなどは増え、飯村は喜びの声をあげている。
1位に選んだのは、理解不能な以下のくだり。現在、壱成は都内と石川県の2拠点で生活しているが、都内では前妻と暮らしていた部屋で飯村と半同棲しているという。恐ろしいのは、飯村が「物には罪がないし、お金がもったいないから」と、前妻が使っていた箸、スニーカー、カーラーを使っていること。前妻がこれを聞いたら、どんな気持ちになるのか。
記者たちに求められて、飯村に電話をかけた壱成。「(飯村のあだ名)たーたん、報道陣の人にあいさつして」と甘い口調で話しかけられた飯村は、「(壱成のあだ名)いっくんの人間性が大好きで、必要な存在です。結婚は視野に入れてます」と宣言した。
壱成は「今回の恋が最後なんで、ずっと一緒に仲良くして下さい」と語ったが、42歳が19歳に一目ぼれして、すぐに半同棲。19歳が恋人の元妻が使っていたものをそのまま使う。「たーたん」と「いっくん」……これほど「気持ち悪い」という声が似合う会見もないだろう。
くしくも壱成の父・石田純一(63)は、2度の離婚と3度の結婚歴を持ち、現在の妻は21歳年下の東尾理子(42)。もし壱成が飯村と結婚したら、ほぼ同じ人生を歩むことになる。やはり血は争えない。
□おまけの1本「稲垣、草なぎ、香取がパラリンピックSPサポーターに再任!」
15日、日本財団パラリンピックサポートセンターは、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)のスペシャルサポーター就任を発表した。
もともと3人はSMAPとして、日本財団パラリンピックサポートセンターの公式応援サポーターを務めていたが、昨年末のグループ解散にともない、やむなく辞退する形に。そのため3人にとっては待望のサポーター復帰となる。
今後3人はパラリンピックやパラスポーツを盛り上げていくための活動を行う予定。まずは来年3月4日の『パラ駅伝 in Tokyo 2018』に参加するようだ。さらに香取は、「2年前に描いた記念壁画をレゴブロックで再現する」というプロジェクトにも挑むという。 来たる2020年には、中居正広(45)、木村拓哉(45)の参戦があるのか。かつて中居は、「これからはSMAPの“P”をパラリンピックの“P”にしていきたい」という名言を残していただけに、「現状は厳しい」と言わざるを得ないが、それでも期待してしまう。
■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。