子どもが楽しいと同時に、時に仕事や家事で大変なママ・パパも助けてくれるおもちゃの存在。しかし、どんなおもちゃをどんな基準で選んだら良いのか、悩んでいる人も多いだろう。
今年からスタートした「楽天おもちゃ大賞 2017 by 楽天ママ割」(以下、楽天おもちゃ大賞)では11月16日、"子どもが夢中になるおもちゃ"など、4つの部門で優れたおもちゃを発表した。クリスマスプレゼント選びの参考になるかもしれない、その内容を早速紹介しよう。
高レビュー商品をノミネート、一般ユーザーの投票で選出
「楽天おもちゃ大賞」では、「楽天市場」で取り扱う数十万点を超えるおもちゃの中から、「楽天レビュー4.5点以上」「レビュー投稿数30件以上」の条件を満たしたものをノミネート商品として選出。
一般ユーザーからの投票結果に加え、東京大学大学院教授で「赤ちゃんラボ」代表の開一夫氏、玩具研究家で「キッズいわき ぱふ」代表の岩城敏之氏らによる最終審査を経て、4部門7商品、話題賞1商品を決定した。
このうち、"夢中になって遊ぶ"というレビューの多かった商品をノミネートした「ぞっこんおもちゃ賞」では、0~3歳の部門で「マリオブローニ カラコロツリー」が大賞を受賞。木で作られた葉っぱの上にビー玉を転がして、音を楽しむオブジェだ。
筆者も体験してみたが、葉っぱの大きさがそれぞれ異なるので、ビー玉が転がるたびに違った音が出て楽しい。複数のビー玉を使って、置く間隔や転がすスピードを変えると、そのたびに違う和音の響きが聞こえるのも特徴で、確かに、何度遊んでも飽きなそうだ。
4~6歳部門では、強力なマグネットで自由に立体を組み立てられる「マグフォーマー」が受賞。
平面のブロックをつなげれば、あっという間にさまざまな形の立体ができてしまうので、このおもちゃを楽しんでいた会場の子どもたちの中には「ママ見て!」とうれしそうに完成品を見せる子もいた。
「パパ、これなら一緒に遊べるよね?」な、おもちゃ
続いて子どもの面倒をみるのがちょっと苦手というパパにお薦めしたいという賞も登場。親子や友だちと仲良く遊べる「仲良しおもちゃ賞」の0~3歳部門に選ばれたのは、「木のおもちゃ おままごとミニキッチン」だ。
おままごとのキッチンではあるが、オーブンやふきん掛け、引き出しに蛇口、それにコンロのつまみなど、小さいながらもこだわりが詰まっている。子どもたちもやはり複数で遊ぶ様子が見られたので、"ごっこ遊び"に最適な商品といえるだろう。
4~6歳部門では「積み木ブロック 100個セット」が受賞。ドイツのブナを使った白木の積み木で、崩れずに高く積み上げることができるよう、高い精度で作られているとのこと。創造性を発揮しながら、多様な楽しみ方ができそうだ。
子育ての大変さを忘れさせてくれそうなおもちゃ
また、おもちゃで遊んでいる子どもの姿を見て、思わずパパとママが"きゅん!"としてしまうような商品も選ばれている。「きゅんとするおもちゃ賞」には、かわいい小花柄がおしゃれな「スパイス フラワーテント」、お人形などを抱っこできるキッズサイズのベビーキャリア「エルゴベビー ドールキャリア」を選出。
会場では、「エルゴベビー ドールキャリア」を使ってお人形を抱く子どもたちのかわいさに、早速歓声が上がっていた。
このほかにも、寝かしつけを助ける「ぐっすりおもちゃ賞」としてオルゴールを内蔵したぬいぐるみ「トラセリア ムートンオルゴール ホワイト」、話題賞として藤井聡太棋士が幼い頃遊んでいたという「キュボロ」が選ばれている。
子どもが飽きないおもちゃ、好きなおもちゃを選ぶにはどうしたらいいのか……。そんな疑問に岩城敏之氏は、「遊びたいおもちゃを選ぶのは子どもなので、大人が与えた時に、当たり外れがあるのは仕方ない。外れることを怖がらずにおもちゃを与えて、試行錯誤を繰り返すことでしかその子の好きなおもちゃは分からない」と答えてくれた。
今回の受賞商品も参考に、まずは親として"ビビッ"ときたものを選んでみてはいかがだろうか。