山陽電気鉄道は「3000号」(3000系)車両が11月23日で引退することを受け、記念入場券や記念グッズを発売すると発表した。

山陽電気鉄道「3000号」が11月23日で引退(2016年4月の新型車両6000系出発式にて撮影)

「3000号」は1965年に営業運転を開始。同年6月にはオールアルミ合金製の技術が評価され、鉄道友の会ローレル賞を受賞した。以来、53年間にわたって活躍したが、新型車両6000系の導入にともない3000系を順次引退させる方針により、11月22日をもって通常運転を終了。翌23日のラストランイベントをもって引退となる。

これを記念して企画された「山陽電車3000号さよなら記念入場券」は、板宿駅・山陽明石駅・東二見駅・山陽姫路駅の計4駅の硬券入場券をセットにしたもので価格は600円。11月14日から西代駅・山陽明石駅・山陽姫路駅など12駅で販売開始している。販売期間は2018年1月1日までだが、限定数の1,000セットが売り切れ次第、販売終了となる。

記念グッズは「3000 Last Run」の文字が入ったレザーキーホルダー2種類(赤・茶各800円)と3000号のジグソーパズル(1,800円)、「ミニミニ方向幕」2種類(正面・側面各1,600円)の計5種類。11月22日より、山陽明石駅・東二見駅・山陽姫路駅の売店で販売(いずれも数量限定)する。