日本エイサーは11月14日、13.3型液晶ディスプレイが360度回転するコンバーチブル型の2in1 PC「Spin 5」シリーズとして、「SP513-52N-F78U」と「SP513-52N-F38Q」を発表した。11月29日に発売する。価格はオープン、店頭予想価格(税別)は上位モデルのSP513-52N-F78Uが143,000円前後、下位モデルのSP513-52N-F38Qが100,000円前後。

SP513-52N-F78U

Spin 5シリーズ

360度回転ヒンジを備えた13.3型2in1 PCで、クラムシェル、タブレット、ディスプレイ、テントという4通りのスタイルに変形する。ヒンジ部分はデュアルトルクヒンジの採用で軽い力で開閉でき、タッチ操作時にも画面のぐらつきを最小限に防ぐ。液晶を閉じた状態から、キーボード面と液晶画面の角度が110度になるまでは楽に動き、そこでいったん引っかかりがある。さらに力を入れると、110度以上に開いていく仕組み。

CPUには第8世代Intel Core i7-8550Uを搭載し、ストレージは256GB SSDを内蔵。液晶は10点タッチ対応のIPS光沢(グレア)パネルで、1,920×1,080ドット表示に対応する。「Acer Color Intelligence」機能により、CPUに負荷をかけずガンマと彩度をリアルタイムに調節、最適化する機能も搭載する。

音響面では、フロントフェイシングスピーカー2基を搭載。「Dolby Audio Premium」と「Acer TrueHarmony」により、聞き取りやすい音声と本物に近いサラウンドサウンドを出力する。ディスプレイを回転させると自動で左右の音声が切り替わる、オートリバースオーディオチャンネル機能も搭載。

離れた場所(4m程度)からでも音声を検知するアレイマイクロフォン×4基を内蔵するほか、タッチパッド左上にはAcer指紋認証リーダーを搭載。パスワード入力などの操作が省略できる。アクティブスタイラスペンも標準で付属。

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主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8550U(1.80GHz)、メモリがDDR4 2,400MHz 8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)。OSはWindows 10 Home 64bit。

通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×2(1基は電源オフ充電機能搭載)、HDMI×1、SDメモリーカードリーダーなど。バッテリ駆動時間は約13時間。本体サイズは約W324.4×D226×H15.9mm、重量は約1.5kg。電源にはACアダプタを用いるが、ACアダプタ用の電源コネクタに加えて、USB Type-Cコネクタからも充電できる仕様となっている。

ACアダプタ

SP513-52N-F38Q

「SP513-52N-F38Q」は、CPUがIntel Core i3-7130U(2.70GHz)、ストレージが128GB SSDの下位モデル。その他の機能や仕様はほぼ共通。

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