メルカリは11月14日、フリマアプリ「メルカリ」の仕様変更を発表した。盗品や不正出品を防止する目的で、12月上旬から、3つの仕様変更を行う。
まず初回出品の際、本人情報(住所、氏名、生年月日)の登録を必須とする。登録された本人情報と、銀行口座の名義が一致しない場合は、売り上げ金を引き出せない。過去に出品経験があるユーザーも、本人情報を登録していない場合は、登録が必要だ。
また、売上金の振り込み申請期限を従来の1年から90日に短縮。適用となる売上金は、仕様変更を行った後に完了した取引分から。振り込み申請期限を過ぎた売上金は、登録された銀行口座に自動的に振り込まれる。さらに今回、売上金を使用した製品購入制度を廃止。売上金1円を1ポイントと交換し、そのポイントで製品を購入する仕様とする。
つまり、ユーザーは90日以内に、振り込み申請を行い売上金を現金化するか、メルカリ内で使えるポイントに交換するか選べる。繰り返しになるが、新制度で90日を過ぎた売上金は、ユーザーが登録した銀行口座に自動振り込みとなる。ポイントの使用期限は1年間で、一度ポイントに変えた売上金は現金化できない。