歌手の近藤真彦が、テレビ朝日系ドラマ『トットちゃん!』(毎週月~金曜12:30~)で、俳優の故・森繁久彌さん役を演じることが決まった。
黒柳徹子と家族の激動の昭和史を描いていく同ドラマ。森繁さんは、黒柳がNHKの専属女優だった頃から親交があり、『徹子の部屋』の第1回(1976年)ゲストだったことでも知られている。
近藤も、黒柳とは『ザ・ベストテン』(TBS)時代から親交が深く、「仕事で会うより、プライベートでお会いすることの方が多く、しょっちゅう"リアル徹子の部屋"をやっている感じです(笑)」という仲。近藤から森繁さん役に決定したことを報告された黒柳は「エッ!」と驚き、「もうあなたに任せたわ」と信頼しているそうだ。
森繁さんを演じるにあたり、近藤は「さまざまな映画作品を拝見し、もちろん『徹子の部屋』第1回目の映像は、数えきれないぐらい繰り返して見ました」と研究。「本当に魅力的な方。森繁さんの自然体が、観る人を感動させてきたのではないでしょうか。僕も最初は森繁さんのものまねをした方がよいのか、近藤真彦が演じる森繁久彌がよいのか、いろいろ悩みましたが、その中間でうまく演じられた気がします」と手応えを語った。
『徹子の部屋』の収録シーンでは、名曲「知床旅情」をしっとり色っぽく歌い上げた近藤。「きちんと森繁久彌として歌うことができたと思います」と自信をのぞかせている。