tsumugは9日、スマートフォンを使って鍵を解錠できるコネクティッド・ロック「TiNK」シリーズの第1弾として「TiNK C」を発表した。2018年8月以降に一般発売を予定し、初期設定料金は9,800円、端末料金は49,900円。また、基本料金として月額500円が必要となる。

TiNK Cの使用イメージ

「TiNK C」は、住宅の玄関ドアに設置するシリンダータイプのコネクティッド・ロック。本体のテンキー入力や、スマートフォン搭載のNFCによる解錠に加え、Android/iOSアプリを使い遠隔での解錠も行える。

基本料金に含まれる機能として、期間や回数を設定し一時的に他人と鍵をシェアできるワンタイムキー発行、最大5名までのユーザーと鍵をシェアできるキーシェアリングなどがある。鍵の施錠は自動で行え、留守中に鍵が振動するなどの異常を検知した場合、持ち主に通知される。過去一週間の鍵の利用ログを確認できる機能も備える。

オプションとして、子どもなど指定したキーの解錠・施錠を通知するサービス、遠方の両親など向けに、指定した期間にキーの解錠・施錠がなかった場合に通知するサービスなどを各300円/月で用意する。

本体サイズは、室外リーダーがW73×H92×D35mm、室内ボディがW69×H144×D30mm。アパマンショップホールディングスグループなどの販売パートナー企業と連携することで、2021年までに100万世帯への設置、およびサービス提供を目指す。

キーシェアリング機能の例。不実な恋人を家から追い出し、そのままキーシェアの設定を削除してしまえば、鍵を取り替える手間も費用も不要……という妙にすっきりする動画だ