三菱UFJリサーチ&コンサルティングは11月8日、「2017年冬のボーナス見通し~企業業績が拡大する中、3年ぶりの増加が見込まれる~」を発表した。
冬ボーナス、前年比0.6%増
2017年冬の民間企業(規模5人以上)のボーナス(1人当たり平均支給額)は前年比0.6%増の37万2,235円と、小幅ながら3年ぶりに増加すると予測。同社は「内外需要の回復を背景に企業業績の拡大が続いていることが押し上げ要因となる」と分析している。
業種別にみると、製造業は同0.5%増の49万4,872円、非製造業は同0.8%増の34万6,978円と予想している。
冬ボーナスの支給労働者数は同2.4%増の4,288万人、支給労働者割合は同0.1ポイント増の84.9%に上昇する見込み。その結果、ボーナスの支給総額は同3.0%増の16.0兆円に増加すると試算している。
国家公務員(管理職と非常勤を除く一般行政職)の冬ボーナスは同2.4%増の72万1,741円となる見通し。同社は要因として、人事院勧告による月例給の引上げを背景とした基本給の増加やボーナス支給月数の増加などを挙げている。