相模鉄道(相鉄グループ)は8日、相鉄本線と小田急江ノ島線の接続駅である大和駅構内に乗換改札機を新設すると発表した。相鉄線・小田急線の連絡通路に乗換改札機を計18台、有人乗換窓口を2カ所新設する。今月下旬から設置工事を開始し、2018年3月から乗換改札機の使用を開始する予定としている。
大和駅の2016年度における1日平均乗降人員は相鉄線が11万2,774人、小田急線が11万6,691人。相模鉄道によれば、今年2月28日の朝ラッシュ(6時30分から8時30分まで)時通過人員は2万3,331人だったという。同駅の相鉄線ホームは1993年に地下化されたが、現在に至るまで小田急線との乗換専用の改札機が設置されていなかった。
相鉄線は2019年度下期にJR線、2022年度下期に東急線と相互直通運転を開始する予定で、これに向けた環境整備の一環として、大和駅に乗換改札機を新設することになった。乗換改札機は相鉄改札口・小田急改札口の中間の連絡通路上に新設され、精算手続きや各種案内を行う窓口も2カ所設置。乗換えなどの利用時における経路の明確化を図る。
なお、乗換改札機を新設した後も「乗車券をお持ちのお客さまは引き続き相鉄線、小田急線双方の改札機をご利用いただけます」(相模鉄道)とのこと。