日本生産性本部 サービス産業生産性協議会は11月7日、2017年度「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」第4回調査の結果を発表した。今回は6業種(百貨店、衣料品店、旅行、国際航空、国内長距離交通、教育サービス)における67企業・ブランドの満足度等をまとめた。

百貨店は阪急百貨店が2年ぶり1位

百貨店は、「阪急百貨店」が2年ぶりの1位を獲得。2位は「大丸」と「高島屋」、4位は「阪神百貨店」と続いた。1位の阪神百貨店は顧客満足を含めた全6指標で1位となった。

百貨店 顧客満足ランキング

衣料品店は、「ハニーズ」が初の顧客満足1位。2位は「earth music&ecology」、3位は「GAP」と続いたほか、ビジネス・フォーマルでは「コナカ」「洋服の青山」の顧客満足が最も高かった。

旅行は、「一休.com」が4年ぶりの顧客満足1位に。2位は「日本旅行」と「阪急交通社」、4位は「じゃらんnet」と続いた。顧客期待の1位は「JTB」、知覚感覚の1位は「阪急交通社」、ロイヤリティの1位は「ジャルパック」となった。

国際航空は、「JAL」が2年ぶりの顧客満足1位に返り咲き。2位は「ANA」、3位は「シンガポール航空」となった。1位のJALは顧客期待では初、ロイヤリティでは5年連続の1位を獲得した。

国際航空 顧客満足ランキング

国内長距離交通は、「スターフライヤー」が8年連続の顧客満足1位。2位は「スカイマーク」、3位は「ソラシドエア」と続いた。1位のスターフライヤーは知覚価値と推奨意向で3年連続、ロイヤルティで2年連続の1位となった。

教育サービスは、「ヤマハ(音楽教室、英語教室等)」が2年連続の顧客満足1位。2位は「学研教室」、3位は「公文式」と続いた。顧客期待、知覚品質、推奨意向ではヤマハが1位、知覚感覚とロイヤリティでは学研教室が1位となった。

調査期間は2017年8月16日~9月15日、有効回答は2万815人。