ビースポークは11月14日より、訪日外国人向けAI(人工知能)チャットコンシェルジュ「Bebot(ビーボット)」のサービス提供を、成田国際空港向けに開始する。訪日外国人はスマートフォンを通じて、空港や日本での旅行に必要な情報を英語で取得することができる。
「Bebot」は、2016年に日本で初めて訪日外国人向けコンシェルジュ業務を人工知能で対応可能にしたチャットボットで、「ガイドブックを超える体験」をコンセプトに、世界トップレベルの開発者や研究者により開発された。「Bebot」があれば、訪日外国人の質問やリクエストに、365日いつでもスマートフォンを通じたリアルタイムの多言語対応を行うことができる。
すでにホリデイインやオリエンタルホテルをはじめとする日本全国の宿泊施設で、提供を開始しているが、今回、年間約3,900万人超と日本最大の利用者数を誇る成田国際空港向けに、サービス提供を開始することとなった。まずは英語のサービスから開始し、試験期間を経た後に多言語対応することを予定している。
「Bebot」の利用を開始するには、まず、空港内に設置されたポスターやステッカーに表示してあるQRコードをスマートフォンを通じてスキャンする。「Bebot」のページが立ち上がった後に、現在地情報の共有もしくは飛行機の便名を入力することで、AIとのチャットを開始することができる。空港内の施設やサービスに関する情報だけでなく、旅行中に必要な情報を無料で「Bebot」に質問が可能となっている。
「空港内での両替所は?」「新宿までの行き方は?」「空港周辺でオススメのスポットは?」等、利用者からよく出る質問に対して、「Bebot」はリアルタイムに対応することができる。「Bebot」の導入によって言語のハードルを軽減し、成田国際空港を利用する訪日外国人の満足度の向上に貢献を目指す。