フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、歴史の出来事の実況に挑むテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー ~戦国最大のミステリー 本能寺の変、完全実況~』が、昨年に続いて今年も冬に放送されることが決まった。

(左から)大杉漣、古舘伊知郎、筧利夫=テレビ朝日提供

昨年は「忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況」に挑んだ同特番。視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、第43回放送文化基金賞(番組部門)と、平成29年日本民間放送連盟賞(エンターテインメント番組部門)で、いずれも優秀賞を受賞した。

そして今年は、前回同様にスーツ姿の古舘が、今度は戦国時代に降り立ち、日本史上永遠のミステリーと言われる「本能寺の変」に挑戦。明智側・織田側、さまざまな視点で記された資料を紐解き、全方位的に徹底検証していく。

古舘は「去年の『忠臣蔵』が非常におもしろく、1回で終わらせたくないと思っていましたし、賞を2つもいただいたということで、そんな番組にまた参画させてもらうことができ本当にありがたく思います」と喜びをコメント。「『本能寺の変』に関しては、調べていくといろんな説に行き当たります。ただ家臣が主人に兵を上げるという単純な図式では語れない部分がありますので、そういったところを新発見を織り交ぜながら紹介していきたいと思います」と意気込む。

このドラマパートは、明智光秀を大杉漣、織田信長を筧利夫、そして光秀の参謀・斎藤利三を津田寛治が担当。また、信長の側近・森蘭丸を中尾暢樹、信長の嫡男・信忠を福士誠治をキャスティングした。最新CGによる当時の京都の街並みや、文献や発掘調査をもとに東映京都撮影所に再現された本能寺のセットを舞台に撮影している。

大杉は「明智光秀を演じるのは初めてですが、台本を読んだときのイメージ、共演者との息遣い、現場の空気、そして今回の作品の趣旨などから自然に立ち上がってくる自分なりの光秀像を表現できたらと思っています」、筧は「僕が演じる今回の信長は、おもしろい人物を目指しています。台本通りではなく、興味深い"変態野郎"に見えるように演じています(笑)」と話している。