説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ふと気付けば「エッジプレス」できなくなりました!?』という質問に答えます。

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「エッジプレス」とは、3D Touchに対応するiPhone 6s/6s Plus以降のモデルで画面の端を強めに押し込むと、アプリ切り替えのユーザインターフェイス(Appスイッチャー)が起動するというiOSの機能です。iPhoneの使いかたにもよりますが、いろいろな操作を片手でこなすユーザにとっては便利な機能だったことは確かです。

「だった」と過去形なのは、iOS 11でこの機能が消えてしまったためです。3D touch対応のiPhoneで画面の端をどれだけ強く押し込んでも、なにも反応はありません。Appスイッチャーを利用するときには、ホームボタンをダブルクリックするか、AssistiveTouch経由で起動するしかなくなりました。なぜエッジプレスが取り除かれたかは不明ですが、ユーザインターフェイスに一家言あるAppleのこと、相応の理由があるに違いありません。

その解決策ですが、突然やってきました。10月末に公開された「iOS 11.1」で、エッジプレスが突然の復活を遂げたのです。リリースノートにその記述はあるものの、理由は明かされていません。タイミング的にiPhone Xが関係しているのかもしれませんし、技術的な問題が解決したのかもしれません。

だからエッジプレスを復活させるにはiOS 11.1にアップデートすること、ただそれだけです。アップデートが完了しiPhoneを再起動すれば、なにごともなかったかのようにエッジプレスが復活しているはずですよ。

3D touch対応モデルで画面の端を押し込むとAppスイッチャーが現れる「エッジプレス」は、iOS 11.1にアップデートすると復活します