お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が、フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了すると報じられたことを受け、5日に放送された同局系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)でコメントした。
松本は、「あまり暗い話はしたくないですけど」と前置きし、「若者もそうですけど『テレビ離れ』と言われますけど、逆に言うと本当にバラエティ側、作り手側もテレビ離れの意識がね」「本当に大変やわ。テレビでバラエティをやるのは」と本音を吐露して見せた。
特に難しさを痛感しているのは「攻めた企画」。「すごくお金もかかるし、時間もかかるし、体力もいる。すごくコアなファンは面白かったですと言ってくれるけど、大抵そういう時って視聴率悪いんですよ。きっとコアすぎてね。クレームのリスクも高い」と労力と結果が伴わない現状を深刻に捉え、「これだけの条件がありながら、やっぱりバラエティで尖ったものを作り上げていくって、ほぼ不可能に近いよ」と主張する。
最近はAmazonプライム・ビデオのオリジナル番組のプロデュースなども手掛けている松本。表現の場所をテレビ以外に求めたくなってしまうことを「どうしてもそうなる」と正直に打ち明け、「僕はどっちもやっていきたいとは思うんですが、なかなかテレビでバラエティというのは。今後どんどん難しくなってくることは間違いないでしょうね」とテレビにおけるバラエティ番組の未来を悲観していた。