雑貨デザイナーの宇田川一美です。今回はハンギンググリーンを作ります。マクラメ風に編んだ、吊るす鉢ホルダーです。陶器のカップの中に造花をそのまま投げ込むだけでも、大人インテリアのスパイスになりそう。秋の夜長、こんな「編み物」にトライしてみませんか?
さあ、作ってみましょう
用意するものは、陶器のカップ、Tシャツヤーン、木製リング、造花です。Tシャツヤーンは、あらかじめ90cmにカットしたものを6本用意しておきましょう。
はじめに木製リングにまとめた6本のヤーンを通し、長い方を輪にします。そこに、短い方を通します。
以下写真のような工程で結びます。これを「もやい結び」と言い、ひっぱっても外れないロープの結び方です。最後の工程の写真のように緩んでいる場合は、隙間が空かないようにヤーンを締めてください。
編み始めましょう
ヤーンを2本ずつに分け、好みのところで片結びをします。
結んだ先を分け、ふたつ目の片結びをします。
また先を分けて結びます。このように、3回結び目を作ります。
カップを編んだ中にはめ込み、すぐ下で6本のヤーンをまとめて結びます。
お好みで、長さを変えたりアレンジしてみてください。固結びだけでできるので、結び直したり、調整したりするのも簡単です。
できあがり
吊るしてフェイクグリーンを差し込んだらできあがりです。水やりなどのお世話不要というのがフェイクグリーンのいいところ。
部屋の中で揺れる、ふと目に入るグリーン。気持ちもやすらぎます。最初のもやい結びをクリアすれば、後は結ぶだけなので見た目より簡単にできますよ。秋のクリエイティブに、ぜひ挑戦してみてください。
著者プロフィール: 宇田川一美(うだがわかずみ)
雑貨デザイナー。フリーでメーカーとの商品企画や販促やMD 提案など、雑貨に関する多様なことに関わっています。また、手づくりのワークショップも行っています。
著書に『イラストとクラフトで手づくりライフログノート』(技術評論社) 『ちょいワザ文具術』(ポプラ社)など。
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