妊娠時には多くの人が経験したであろう、つわり。においに敏感になった、食べ物の嗜好がまったく変わってしまった、空腹になると吐き気を催すなど、その症状はさまざまだが、いずれにせよ辛い体験には違いない。今回は、小学生以下の子どもを持つ女性マイナビニュース会員219名に、「妊娠時、つわりを経験したか」を聞いてみた。
Q.妊娠時、つわりを経験しましたか
はい 85.8%
いいえ 14.2%
Q.どのようなつわりでしたか(複数回答可)
1位「吐きつわり」 62.2%
2位「においつわり」 51.6%
3位「食べつわり」 47.3%
4位「眠りつわり」 16.5%
5位「よだれつわり」 7.4%
6位「その他(自由回答)」 3.7%
Q.具体的なつわりの症状について教えてください(自由回答)
・「ご飯の炊くにおいで気持ち悪くなった。香水の香り、歯みがき粉の香りもダメでした」(42歳/和歌山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「1人目の時は食べつわりで、常に食べていないと気持ち悪くて、食べ過ぎて17キロ太った。2人目は吐きつわりで、食べられなくてしんどかった」(39歳/埼玉県/物流・倉庫/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「いりこだしの匂いが気持ち悪くて吐いた。妊娠前より匂いにかなり敏感になり、香水や洗剤の匂いでも気持ちが悪くなった」(34歳/愛媛県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「インスタント食品の臭いがダメだったし、ひどい時には水も嫌になるくらい食べられなかった」(42歳/山梨県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「1人目はあらゆる臭いが気持ち悪くて吐いていた。2人目は口の中が常に気持ち悪くて、何度も歯磨きをしていた」(34歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「何を飲み食いしても吐く。何の臭いがしても吐く。咲いていた花の香りでウッとなったこともある。コンビニはコーヒーとホットスナックの臭いがするので入れない。何も吐く物がなくても吐いて、食道から血が出た時もあった」(41歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「気分が悪く、長い間立っていたり座っていたりできなかった。会議でも1時間同じ姿勢をしていると体調が悪くなった。また吐きつわりが妊娠発覚から5カ月まであり、米もうどんもほとんどの食品がダメになった。食べられたのはおにぎりとジュースだけでした」(30歳/富山県/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「空腹時に気持ち悪くなり、食べると落ち着いていた。食べ物では、油ものは食べられなくなった。普段飲まない炭酸飲料がとても飲みたくなった。冷蔵庫の中の匂いで気持ち悪くなった」(38歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「脂っこいものやトマト、パンなど食べたい物が一定期間ごとに偏っていた。突然目眩がして倒れた。食欲不振で気分が悪く寝込んでいた。家事のために30分程立っているだけでしんどくなって、立っていられず横になっていた。口の中が常にマズイ感じがしていた」(29歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「常に吐いている状態でした。妊娠7カ月くらいまでつわりで吐きすぎ、脱水を起こし、1週間入院で食べることもできず、妊娠さんなのにすごく体重が落ちてしまいました」(31歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「朝と夕方、お腹が空くととにかく気持ち悪くて、空腹にならないように常にお菓子を持ち歩いていました。吐くまではいきませんでしたが、とにかく胃のムカつきがすごかったです」(32歳/山口県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「朝いちばんで胃液を吐く、食欲不振、油物の臭いで吐きそうになる、食べられる品が限られるなど」(43歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「2~3週間ごとに食べたいものが変わった。最初がにぎり寿司。次がたらこおにぎり。次が茶碗蒸し。次がラーメン。そして、つわりは終わった。食べたいものを食べないとつわりがおさまらなかったから、面倒だった」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「冷蔵庫の臭い、スーパーの精肉売り場の臭いを嗅ぐと、吐き気がした」(41歳/山梨県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「妊娠後期までずっと吐き気があり、10キロは痩せた。うむまで減り続けた。でも、もともと太っていたし子どもは成長しているので、問題ないダイエットできてよかったね。と医師から言われた」(42歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「妊娠7週から吐き気で食べれなくなり、9週くらいから水もNGで飢餓状態となり、重度妊娠つわりと診断。1カ月入院で点滴管理。その後、6カ月半くらいまで続き、体重はマイナス8kgだった」(36歳/広島県/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「お腹が空くと胃にガスがたまって具合が悪くなるため、ずっと食べ続けていた。食べてさえいれば平気だったので、医者から叱られるほど体重が増えた」(37歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
総評
調査の結果、妊娠時、つわりを経験したと回答した人は、8割を超える85.8%となった。「どのようなつわりでしたか(複数回答可)」との問いには、「吐きつわり」がもっとも多く、62.2%を集めた。以下、2位「においつわり」(51.6%)、3位「食べつわり」(47.3%)、4位「眠りつわり」(16.5%)、5位「よだれつわり」(7.4%)、6位「その他(自由回答)」(3.7%)となり、特に上位3つに票が集中している。
寄せられた声も、「吐きつわり」「においつわり」「食べつわり」の3つに関するものが圧倒的に多い。また、食べ物のにおいなどで吐き気が募り、食べられなくなる。あるいは、空腹で吐き気がしてしまい、胃に何か入れないと気持ち悪くなるなど、この3つが相互に作用したつわりを経験したというコメントも目立った。
中でも、特定のにおいがダメで、それを嗅ぐと吐き気を催すというエピソードが非常に多い。具体的なにおいとしては、「ご飯を炊いたにおい」が特に目立ち、「香水」「洗剤」「揚げ物」「冷蔵庫」のにおいを挙げる人も見られた。その他「いりこだし」「インスタント食品」「歯磨き粉」「タバコ」「夫や子どものにおい」「花の香り」「コンビニの、コーヒーとホットスナックのにおい」など、さまざまな声が寄せられている。中には、「水もダメだった」という人もいた。
つわりは妊娠期における、ごく自然な生理現象ではあるものの、それでもひどい時のつわりのつらさは、経験した人でなくては分からないものだろう。つらい時は無理をせずに、家族や医師などのサポートに頼れるといいかもしれない。
調査時期: 2017年9月4日~2017年9月20日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生以下の子どもを持つ女性)
調査数: 219人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません