アイデムは11月1日、「2018年卒学生の新卒採用に関する企業調査」の結果を発表した。同調査は10月1日~4日、企業の新卒採用業務担当者の766名を対象として、クロス・マーケティングの登録モニターを利用したインターネットリサーチによって実施されたもの。

まず「10月1日時点での新卒採用活動の状況」を聞いたところ、56.0%で「現在行っている(広報活動やその準備も含む)」が最多。次いで、「まだ何も行っていない」(25.3%)、「既に終了している」(18.7%)となった。前年調査と比較すると、「既に終了している」の割合は前年の30.9%から12.2pt減少した。

「新卒採用活動の状況」

続いて、「現在行っている」「既に終了している」と答えた企業に、内定者数(内定辞退者も含めた、自社が内定を出した総数)を聞いた。結果は77.4%が「いる」、18.5%が「いない」、4.0%が「いるかわからない」と回答。「いる」と回答した割合を業種別にみると、「金融業・保険業・不動産業」が92.3%で最も多く、「卸売業・商社・小売業」(82.6%)、「製造業」(80.7%)が続いた。

「内定者の有無」(業種別)

さらに、新卒採用活動において、企業が「重視する」(「重視する」「どちらかと言えば重視する」の合計)する点についても聞いた。結果、1位が「人柄・性格」(73.0%)、2位が「身だしなみ・立居振る舞い」(70.9%)、3位が「志望動機」(64.4%)となった。

「学生時代に勉強していた内容」(46.9%)、「学生時代に行った課外活動」(44.3%)となった。

「選考において重視度が高い項目」