18コアの最上位Core Xがついに発売
Intelのハイエンド向けCPU「Core X」シリーズに、最上位モデルとなる「Core i9-7980XE」「同i9-7960X」「同i9-7940X」が追加された。従来の最上位は12コアの「i9-7920X」だったが、新モデルはコア数が増え、最大18コア/36スレッドとなる。価格は25万円近いものの、取材時(10月27日)に完売というショップも多かった。
いずれもSkylake-Xベースの製品。コア数や動作クロックが主な違いで、それぞれ以下のようになる。メモリはDDR4-2666に対応し、PCI Expressレーン数は44で共通。なお3モデルとも、TDPは従来の140Wから165Wへと増えているため、CPUクーラーや電源ユニット等を選ぶ際には注意して欲しい。
モデル | コア | 動作クロック(※) | キャッシュ | 価格 |
---|---|---|---|---|
i9-7980XE | 18 | 2.60/4.20/4.40GHz | 24.75MB | 246000円前後 |
i9-7960X | 16 | 2.80/4.20/4.40GHz | 22MB | 209000円前後 |
i9-7940X | 14 | 3.10/4.30/4.40GHz | 19.25MB | 172000円前後 |
※ベース/ターボ・ブースト/ターボ・ブースト・マックス時 |
Coffee Lakeの予約受付が開始
コードネーム「Coffee Lake」こと、Intelの第8世代Coreプロセッサが11月2日より発売予定だ。同日発売が開始されるのは、「Core i7-8700K」など6モデル。第7世代(Kaby Lake)と比べると、最大コア数が4から6に増えることが最も大きな特徴となる。i7-8700Kの価格は、48,000円前後になる見込み。
なお、第8世代Coreプロセッサに対応するZ370チップセット搭載マザーボードも同時に発売される予定だ。ASUS、ASRock、MSI、GIGABYTEなどから製品が登場する見込みで、ASRockはMini-ITXマザーボード「Z370M-ITX/ac」まで用意している。