富士通は10月31日、日本経済新聞によるレノボと富士通のパソコン事業統合に関する報道についてコメントを発表した。日本経済新聞の記事では、レノボが富士通の完全子会社である富士通クライアントコンピューティングに51%を出資し、合弁事業に移行すると報じていたが、これに対して富士通は「当社が発表したものではない」とした。

ただし、レノボとの提携については検討を進めており、「早期の契約締結に向けて、引き続き交渉を継続しております」と表明している。

富士通による発表文

富士通および富士通クライアントコンピューティングは、2016年10月にレノボと、「グローバル市場に向けたPCの研究・開発・設計・製造に関する戦略的な提携」を検討すると発表しており、それ以来提携の形を模索中。マイナビニュースからの問い合わせに対して富士通は、最終合意は「11月下旬を目指す」としつつ、「現段階で決まっていることは何もない」と返答した。