BIGLOBEモバイルは10月30日、「長時間労働に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年7月18日~19日、調査対象はスマートフォンを所有する20~50代の社会人、有効回答は1,000人。

20代の1割強「早く帰る勇気がない」

長時間労働をする(しなければならない)理由を尋ねたところ、「仕事量と人員のバランスが合っていないから」が53.9%でトップ。次いで「自分で仕事をコントロールできない業務だから」が34.2%、「帰れるが今日できるところまでやっておこうと思うから」が19.2%と続いた。

あなたが長時間労働をする(しなければならない)理由をお答えください(複数回答)

年代別にみると、20代は「なんとなく心配で早く帰る勇気がないから」が10.8%と他の年代の倍以上に上った。BIGLOBEモバイルは「若年層は、職場への過度な気遣いが長時間労働に繋がっている」と分析している。

残業をせずに定時で帰る人に対してどのように感じるかと聞くと、「早く帰れるならどんどん帰ったほうがいい」が圧倒的に多く60.0%。以下、「うらやましい」が28.9%、「仕事ができる人だと思う」が18.5%と続き、全体的に定時帰りに対してポジティブな反応がみられた。

一方、遅くまで残業している人に対しては、32.3%が「仕事が遅い人だと思う」と回答し、次いで「頑張っていると思う」が29.6%、「残業代を稼ぎたい人だと思う」が27.9%と続いた。年代別にみると、20代は「頑張っていると思う」との回答が40.0%と他の年代より大幅に高く、BIGLOBEモバイルは「20代の意外な仕事観が浮き彫りとなった」としている。