エン・ジャパンが「仕事の悩み」をテーマとしたアンケート調査の結果を10月24日に発表した。同調査は8月29日~9月25日、同社が運営する女性向け求人サイト「エンウィメンズワーク」の利用者を対象にインターネットで行われ、903名から有効回答を得た。
仕事の悩みについて質問したところ、最も多かった回答は「給与・待遇」(53%)だった。具体的には、「一般職で採用されたが、実際入社してみると総合職とやる仕事は変わらず、それでも給与や賞与は総合職とかなり差がある。一般職は、昇給もある額までいくと頭打ちになることを就業規則を読んで知り、将来の生活に不安を覚えるようになった」(24歳女性)、「営業職で成績によってボーナスの額が変わるのですが、基準が厳しすぎるため10万円以上もらえる人はごく僅かでした。4つ上の先輩で成績も平均以上の人でも私とお給料が変わらなかったため、やる気が出ませんでした」(25歳女性)といった声が寄せられた。
次いで多かったのが、「今後のキャリア」と「仕事内容」(いずれも45%)。結婚や出産といったライフステージに合わせた仕事の選択に悩む人や、携わる仕事がスキルアップに繋がっているか不安に感じる人が多かった。
また、婚姻別に比較すると、配偶者ありの人は「仕事とプライベートの両立」(43%)のポイントが、配偶者なしの方は「給与・待遇」(59%)、「人間関係」(48%)、「自分の適性が分からない」(29%)などのポイントが目立った。
続いて、仕事の悩みを解決する方法を聞いたところ、半数近くとなる47%の女性が「悩みを解決できていない」と回答。次いで「相談をする」(40%)、「自分と向き合う」(32%)と続いた。仕事の悩みを相談すると回答した人を対象に相談相手を聞いたところ、「友人」(62%)、「パートナー」(36%)、「親」 (36%)が上位に並んだ。