iPhone Xを購入して使いこなしたい場合、自分の使い方にピッタリな通信プランが、どれだけの月額料金になるのかも重要な要素となる。下の表で、au、ドコモ、ソフトバンクの各キャリアにおける主な通信プランの月額利用料金と、iPhone Xの月々の料金を足した毎月の支払総額をまとめてみた。細かい表で恐縮だが、端末実質負担額の記事とあわせて、iPhone X購入の参考になれば幸いだ。
au 端末・プラン別の毎月支払金額(2年間)
NTTドコモ 端末・プラン別の毎月支払金額(2年間)
ソフトバンク 端末・プラン別の毎月支払金額(2年間)
表を読み解く - 主要プランの料金は横並び
毎月のデータ容量が5GBで、1回5分以内の国内通話がかけ放題という平均的な通信・通話プランを比較してみると、au、ドコモ、ソフトバンクともに月額利用料金は7,560円と横並びの金額となる。
毎月のデータ容量を20GBにした大容量プランでも、3キャリアともに8,640円と同じ月額利用料金となるが、auでは通信と通話がセットになった「auフラットプラン20(スーパーカケホ)」を選ぶことで5,940円(1年目)/7,020円(2年目以降)とお得な料金で利用することが可能だ(各種キャンペーンを適用した場合)。
auは1GBプランで月額料金を大幅に抑えられる
さらにauでは、「auピタットプラン (スーパーカケホ)」もiPhone Xで利用でき、月のデータ通信量が1GBの場合は2,678円(1年目)/3,758円(2年目以降)と月額料金を大幅に抑えることが可能だ。auピタットプラン、auフラットプランでは毎月割が適用されないため端末負担金額は大きくなるが、「アップグレードプログラムEX」に加入し25カ月目で機種変更をすることで25カ月目以降の分割支払いは不要となる。
ただし、ソフトバンクの「半額サポート for iPhone」同様、機種変更時にiPhone Xは回収される。2年で新モデルに機種変更するのに抵抗がなければ、auピタットプランまたはauフラットプランと「アップグレードプログラムEX」を組み合わせるのがオススメだ。
大容量コンテンツを楽しむならソフトバンク
表に記載したデータ容量5GB、20GBのプランにおいては、ドコモとソフトバンクでの月額利用料金に違いはない。ただし、ソフトバンクでは「ギガモンスター データ定額20GB」のプランを月500円割引(1年間)する「ギガ楽しもうキャンペーン」を実施しているため、2017年12月までにiPhone Xを購入して同プランに加入すれば最初の1年を割引価格で利用できる。
同キャンペーンはデータ容量50GBの「ウルトラギガモンスター」プランにも適用されるため、iPhone Xで動画などの大容量コンテンツを存分に楽しみたい場合はソフトバンクが有力な選択肢となるだろう。
iPhone Xを長く使うならドコモもオススメ
ここまで確認してきた端末料金や月額の通信・通話料金だけではなく、各キャリアが提供しているキャンペーンにも注目したい。
たとえばドコモでは、ドコモの利用年数に応じて月額利用料金が割引される「ずっとドコモ割」が適用され、15年以上ドコモを利用しているユーザーならば毎月800円が割引される。毎月の端末料金が他のキャリアに比べて少し高めのドコモだが、「ずっとドコモ割」を適用すると他のキャリアと月額料金の差が少なくなる(利用年数によって異なる)。
iPhone Xを長く使っていきたいのならば、シンプルでわかりやすいプラン構成を用意し、長期間利用の割引もあるドコモを選ぶのも大いにアリだ。また、25日には端末を購入して13カ月目以降に機種変更する場合に最大で60,000円分のdポイントを還元する「機種変更応援プログラムプラス」の適用も発表されている。
そのほかにも、家族でまとめて端末を購入する際にお得なドコモの「家族まとめて割」や、家族2人で1人1,500円、家族4人以上(上限10人まで)で1人2,000円、「ウルトラギガモンスター」の利用料金が割引されるソフトバンクの「みんな家族割」など、家族みんなで利用する際にお得なキャンペーンも用意されている。
キャンペーンや割引適用条件なども確認したい
「半額サポート for iPhone」や「アップグレードプログラムEX」など、買い替えを前提としたプログラムを利用するとユーザーの負担金額は少なくなるが、使い方を縛られることに抵抗を感じるユーザーも少なくないはずだ。すべてのユーザーにとっての最適解はなく、各キャリアの端末料金と通信・通話プラン、そして各種キャンペーンや割引も考慮して、自分の使い方に最適なキャリアとプランを選択することが、もっともお得にiPhone Xを購入・活用するための秘訣といえそうだ。