「第45回 東京モーターショー2017」が開幕し、25日はプレスデーとして、国内・海外主要メーカーがプレスブリーフィングを実施した。レクサスブースでは、コンセプトモデル「LS+ Concept」が世界初公開された。
電子ミラーにレーザーランプが先進的な"将来のLS"
プレスブリーフィングにはレクサスインターナショナルのプレジデント、澤良宏氏が登壇。「LS+ Concept」について「レクサスデザインの新たな可能性と、近い将来に実現をめざす最新の自動運転技術を兼ね備えたコンセプトカー」と紹介した。
デザインについては、「レクサス独自のデザインフィロソフィーである『L-finesse』にもとづいた次世代のスタディとして、先進的かつ威厳のある造形を実現」(澤氏)したとのこと。見た目やサイズ感はその名の通り、レクサスのフラッグシップセダン「LS」を思わせる。光源にレーザーを用いた灯火類や、電子ミラーなどが先進的な印象だ。
そして自動運転技術は、2020年の実用化を見据えた「Highway Teammate」を採用。「高速道路入口のランプを通過し、目的地のランプを降りるまでの区間を自動運転で移動できるように、合流や分岐、前方車両の追い越し、レーンチェンジをクルマ側から提案します。その後、ドライバーが承認することで、安全・快適に目的地まで移動することが可能」(澤氏)というシステムだ。ちなみに、2020年代前半には、一般道での自動運転を実現する「Urban Teammate」の投入もめざしているという。
5代目「LS」や2018年発売の"F"10周年記念特別仕様車も
さて、レクサスブースでは10月19日に発売されたばかりの5代目「LS」も注目を集めていた。ガソリン車の「LS500」は新開発のV6 3.5Lツインターボエンジン、ハイブリッドモデルの「LS500h」は独自のV6 3.5Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載。4ドアセダンにしてクーペを連想させるシルエットが目を引く。
また、レクサスのスポーツモデル"F"誕生10周年を記念し、特別仕様車が2018年春頃に限定販売されることも発表された。ブースには「RC F 特別仕様車」が展示され、マットな質感のボディカラーやCFRP製のボンネットなどが異彩を放っていた。パフォーマンスダンパーや軽量チタンマフラーなどの特別装備も用意され、シートやステアリングなど内装の一部には"F"のシンボルカラーであるヒートブルーが採り入れられるという。
その他、3月に発売された2ドアクーペ「LC」や、マイナーチェンジされたコンパクトモデル「CT」、SUVの「NX」なども並べられていたレクサスブース。バラエティに富んだ最新のラインナップを見学することができた。