コラゾンは11月19日、麹を中心とした発酵食品と日本の食文化に焦点を当てたコンセプトショップ「のレンMURO神楽坂店」(東京都新宿区)をオープンさせる。
日本では温暖多湿という気候を利用して、しょうゆ・みそ・酢・甘酒・かつお節など微生物の力を借りた発酵食品が発展してきた。発酵食品は日本発祥の「うま味」成分を多く含んでおり、海外からも注目を集めている食品でもある。
同店が開店する神楽坂は、かつて江戸城の外壕に位置しており、舟運で全国の物資が行き交う荷揚げ地として栄えたという。当時、全国各地から届いた米・みそ・しょうゆ・酒などの発酵食品も荷揚げされ、多くの問屋が軒を連ねた活気ある町であったとのこと。
同店では良品工房コンサルタント・白田さやか氏監修のもと、さまざまな商品を取りそろえる。大豆、麹、塩を発酵させてつくるみそやしょうゆ、米を発酵させた酢、かつお節、出汁など、産地・成分・品質にこだわった商品を提案するという。創業300有余年の京都の老舗種麹屋(もやし屋)「菱六」の麹菌・乾燥米麹の店舗販売は、実販売では東京初とのこと。
そのほか、創業100年を超える京都の老舗メーカー・公長斎小菅(こうちょうさいこすが)の竹の調理道具、機能性や使いやすさを追求したデザイナー・小泉誠氏の台所道具なども販売する。また、贈答用の専用カウンターを設置し、贈り物にふさわしいギフトラッピングも提案するとのこと。