エン・ジャパンは10月24日、女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で実施した「仕事の悩み」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年8月29日~9月25日、有効回答は女性903人。

仕事の悩み、「給与・待遇」がトップ

仕事の悩みについて尋ねたところ、「給与・待遇」が53%でトップ。回答者からは「一般職で採用されたが、実際入社してみると総合職とやる仕事は変わらず、それでも給与や賞与は総合職とかなり差がある。一般職は、昇給もある額までいくと頭打ちになることを就業規則を読んで知り、将来の生活に不安を覚えるようになった」(24歳女性)といった声が寄せられた。

次いで「今後のキャリア」と「仕事内容」が同率の45%、「人間関係」が44%、「仕事とプライベートの両立」が35%と続いた。

仕事の悩みとは、どのようなものですか? ※複数回答可/雇用形態別

雇用形態別にみると、特にギャップが大きかった項目は「雇用の安定性」で、正社員19%、契約社員39%、派遣社員48%、アルバイト32%と、正社員と有期雇用者の間に10ポイント以上の差が付いた。同社は「有期雇用で働く女性にとって悩みの原因になっていることが分かる」としている。

仕事の悩みを解決する方法を聞くと、47%が「悩みを解決できていない」と回答。以下、「相談をする」が40%、「自分と向き合う」が32%、「キャリアプランを整理する」が14%と続き、「悩むことをやめた」という人も13%いた。

相談相手は、「友人」が62%と圧倒的に多く、次いで「パートナー」と「親」が同率の36%、「同僚」が26%、「先輩」が22%となった。