ディスコは10月24日、2018年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象とした「10月1日時点の就職活動に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2017年10月2~10日、有効回答は1,225人。

過去最高の内定率を記録

10月1日現在の内定状況を尋ねると、内定率は前月比1.3ポイント上昇の92.7%と、10月の内定率としては過去最高を記録。一方、就職先が決まっていない学生に今後の予定を聞くと、62.9%が「就職先が決まるまで就職活動を続ける」と回答した。

内定率の推移

中小企業の「面接試験を受けた」経験を持つ学生は前年比2.7ポイント減の60.8%。中小企業を受けた理由は、1位「やりたい仕事に就ける」(44.0%)、2位「会社の雰囲気がよい」(42.2%)。受けていない理由は、1位「給与・待遇が良くない」(41.8%)、2位「安定性に欠ける」(40.9%)となった。

「Uターン就職者」は同0.7ポイント減の16.3%と前年から微減。Uターンを選んだ理由は、男子は「地元が好き」「地元貢献」、女子は「親の近くで暮らしたい」が上位に入った。

就職活動の費用は平均14万3,943円で、前年(13万8,763円)より5,180円増加。項目別にみると、最も増加額が大きいのは「交通費」(6万6,170円)で前年より3,343円増加した。地域別では、最も高いのは「九州・沖縄」の21万8,348円、最も低いのは「関東」の11万8,891円となった。