一般社団法人日本電機工業会(JEMA)は10月24日、2017年度上期(4月から9月)における、家電製品の国内出荷実績を発表した。上期における家電製品全体の国内出荷額は1兆2,720億円で、前年同期比104.6%。JEMAによると、出荷金額は過去10年で最高。
2016年の同時期(4月から9月)と比べて、最も出荷台数が伸びたのは電子レンジ。出荷台数は25万4,000台で、前年同期比113.3%。様々な機能を備えたオーブンレンジのほか、シンプルな単機能レンジの出荷台数も増加した。
ルームエアコンは572万4,000台で、前年同期比107.8%。JEMAによると、2017年は特に西日本で気温の高い日が多く、ルームエアコンの需要拡大につながったのではないかとしている。
冷蔵庫は219万台で、前年同期比107.7%。容量が少なめの、少人数世帯向けの機種が出荷台数を伸ばしている。
洗濯機は217万2,000台で、前年同期比105.3%。全自動洗濯機に絞ってみると、「8.0kg以上」の大容量タイプが半数以上を占めている。
掃除機は、230万1,000台で、前年同期比101.6%。手軽に掃除ができる利便性から、たて形の需要が増えている。
ジャー炊飯器は240万6,000台で前年同期比97.7%。そのうち7割強がIH式だ。