マクロミルは10月24日、「2017年共働き夫婦の家事分担に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月26日~27日、全国20~49歳の2万人を対象に、インターネットで行われた。また、2016年との比較調査は、既婚で配偶者と同居し、夫婦ともにフルタイム(週40時間以上)で働いている20~40代の1,000名を対象に実施したもの。
まず「結婚の状況」について聞くと、未婚者が72.1%、既婚者が27.9%。続いて、「夫婦の就業状況」をみると、「共働き」の割合は20代が48.5%、30代が49.6%、40代が58.8%と、年代が上がるほど増加。このうち、「共働き(夫婦ともフルタイム就業以外)」は20代が27.8%、30代が23.1%、40代が21.0%と年代が上がるにつれ減少した。
さらに「夫婦の家事分担状況」を聞くと、2016年は「妻がほとんどの家事を担っている」が42.1%、「妻が主に家事を担っているが、夫も少し分担している」が33.2%となり、妻が家事をメインで担う家庭は75.3%だった。
2017年では「妻がほとんどの家事を担っている」が29.7%で12pt減少、「妻が主に家事を担っているが、夫も少し分担している」が36.3%で9pt減少した。
次に「夫婦の家事分担割合」について理想と現実を聞いた。その結果、理想では「夫50%妻50%」(36.7%)が最多となった。次いで、「夫40%妻60%」(22.2%)、「夫30%妻70%」(18.9%)が上位に並んだ。
一方、現実では「夫10%妻90%」(24.0%)が最も多くなった。以降、「夫20%妻80%」(18.5%)、「夫30%妻70%」(14.4%)と続いた。
また「夫の平均家事負担割合」をみたところ、理想が38.0%、実際が29.7%だった。年代別にみると、理想は20代が40.4%、30代が40.2%、40代が35.2%。実際では20代が34.5%、30代が30.5%、40代が27.2%となった。