俳優の市村正親が主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『最後の同窓会』が、11月26日(10:00~11:50)に放送されることが24日、明らかになった。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』を手掛けた岡田惠和氏のオリジナル脚本で、"大人たちの青春"を描く。

スペシャルドラマ『最後の同窓会』より=テレビ朝日提供

このドラマは、60歳の同窓会が舞台。小学校時代に同級生だった5人の男女は、それぞれさまざまな事情を抱えていたが、突然死した仲間とその孫娘の最後の約束を果たす貯め、「遺体を孫娘のピアノ発表会に送り届ける」という大胆な行動に出る。

市村が演じるのは、小学校時代は皆のリーダーだったのに、今は冴えない主人公・高槻功。その同窓会のメンバーに、強盗事件を起こして逃亡中の米倉正一役で片岡鶴太郎、すい臓がんで余命2年と宣告された坂田典夫役で角野卓造、同窓会の翌朝、突然死してしまう田村実役ででんでん。そして紅一点のマドンナとして、亡夫の借金を嫁に責め立てられている花岡真知子役で松坂慶子が出演する。

こうして同世代が集まった撮影に、市村は「とても楽しい現場でした。皆、同じ時代を生きて来たので、『あれを見た』とか『これを読んだ』とか『体のどこが痛い』とか、いちいち話が合うんです(笑)。皆で鶴ちゃん(片岡)に健康法を教えてもらいました」と和気あいあいの様子。

片岡は「まさに最高の"座組み"ですね!」、角野は「最初に台本を読んだとき、2~3回泣きました。でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね」、でんでんは「台本にものすごくリアリティーを感じました」、松坂は「すべてにおいて突き抜けた素晴らしさがありました」と話している。

なお、同ドラマは、平成29年度文化庁芸術祭参加作品となっている。