ディップはこのほど、2017年9月のアルバイト時給データを発表した。同調査は、アルバイトの求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データを元に集計したもの。
平均時給は2カ月連続増加
全国の平均時給は前月比10円増の1,017円と、2カ月連続の増加。前年同月比は34円増と、13カ月連続で上昇した。同社によると、「イベント」「販売」「軽作業・物流」などの求人募集では、早くも歳暮シーズンに向けた求人案件数の増加がみられたという。
職種別にみると、全10職種中、7職種で前月より増加し、3職種で減少した。増加したのは、「サービス」が前月比25円増の1,061円と3カ月ぶりにプラスとなったほか、「オフィス」が同114円増の1,144円(前年同月比140円増)、「IT・クリエイティブ/クリエイター」が同109円増の1,121円(同41円増)など。一方、減少したのは、「医療・介護・福祉」が同209円減の1,175円(同93円増)、「教育」が同77円減の1,313円(同19円減)などとなった。
平均時給が最も高かったのは、「薬剤師・登録販売者・薬局(医療・介護・福祉)」で1,592円。以下、「モデル・エキストラ・芸能関連(イベント)」が1,385円、「SE・PG・エンジニア・運用(IT・クリエイティブ)」が1,365円と続いた。
エリア別にみると、関東エリアは同1円減の1,058円(同25円増)と、4カ月ぶりに減少。他方、東海エリアは同26円増の1,018円(同39円増)、関西エリアは同6円増の1,004円(同32円増)、九州エリアは同15円増の914円(同47円増)と、いずれも3カ月ぶりに増加した。