88人もの個性的な星座のカミサマたちと、輝けるアイドルを目指そう。アイドル育成型スマートフォンゲーム『スタレボ☆彡 88星座のアイドル革命』(以下、『スタレボ』)が、この秋に配信予定だ。名門アイドル学校「星ノ木学園」を舞台に、プレーヤーは理事長代理となってアイドルを育成していく。また、本作は『Dance with Devils』、『MARGINAL#4』などを手がけてきたRejetが初めてリリースするスマートフォンゲームとしても注目されている。

『スタレボ』ではキャラクターを演じるキャストが、ゲームに登場するアイドルユニットとしてステージパフォーマンスを行うことも魅力の一つだ。1月に開催されたイベント「Rejet Fes.2017 CHANGE」では、メインユニットのPURA.netがゲームのリリースに先駆けてステージに登場。フレッシュな歌とダンスで観客を魅了したのも記憶に新しい。

左から、矢野奨吾、奥山敬人、永塚拓馬、市川太一

今回は、そんなPURA.netの鳳 慧役の奥山敬人、久白 純役の矢野奨吾、狐塚 鈴役の永塚拓馬、雀 千秋役の市川太一にインタビュー。キャラクターの魅力や、PURA.net4人の関係性に迫った。

PURA.netの影のリーダーは……?

――まずは、PURA.netの4人のキャラクターについて教えてください。

奥山 僕が演じる鳳 慧くんは、ダンスと歌に人一倍努力する子。天才肌ではなく、放課後に一生懸命ひとりで練習しているようなタイプです。演じてみて、犬っぽい甘えたがりなところがあるなと思いましたね。理事長代理にもちょっと甘えたりして。

矢野 中の人そっくりだよね。

永塚 すぐ甘えてくるもんね。

――奥山さんご自身でも、似ているなと思いますか?

奥山 正直な話、甘えたがりなところはちょっとあります……(笑)。あと、ダンスや歌で自分ができないなって部分があると、練習しなきゃ! と思うところはリンクしているなと思いますね。

――矢野さん、永塚さん、市川さんから見ていかがですか?

矢野 ケイティ(奥山さん)は、本当に面白くないときは面白くなさそうな顔をしているんだけど(笑)、本当に面白い時は自分から来てくれたりして、そういうところがかわいいです。

永塚 この間、みんなでご飯に行ったんですけど、ケイティだけ仕事で来られなくて、そのことをずっと根に持ってる(笑)。

奥山 寂しがり屋なんですよ。僕だけいない時にこの3人でご飯に行くことが本当に多くて! ちょっと待っててくれたらいいのに。

永塚 (笑)。こういうところが甘えん坊なんですよね。

市川 3人で一回行ったお店はもう行けないから。

奥山 いやいや、もう一回行こうよ! 思い出作りたいよ。

矢野 でもこの前一緒に行ったカレー屋さん、全然美味しそうに食べてなかったよね(笑)。

永塚 でも誘わないと不機嫌になるんだよね。

奥山 うん、ちゃんと誘って!

――矢野さんはクジラ座のカミサマ(アイドル)、久白 純くんを演じていますね。

矢野 はい。クジラ座はミラという変光星、明るさが変わっていく星が有名なんですが、久白くんもそこにリンクしています。ポテンシャルが高くて才能はあるのに、ムラっけがあって、輝いている時とそうじゃない時があるキャラクターです。それでみんなと衝突したりもするんですけど、実はすごく仲間思いで。人と関わることが苦手で、うまく自分を表に出せないんですよね。見た目のクールな雰囲気とは違ってすごくいい子だなという印象を受けました。

――不器用なんですね。矢野さんご自身と久白くんの共通点はありますか?

矢野 僕も人と関わることが得意か苦手かというと、得意じゃなくて。みんなに自分を理解してもらうのに時間がかかったり、変なテンションで空回ってしまったり。そこは似ているなと思います。

――他の3人から見て矢野さんと久白 純くんの共通点はどこだと思いますか?

市川 ムラがあるところですかね。彼も結構テンションで気分が変わったりするタイプだと思います。

永塚 気分が本当に乗ってらない時は顔に出てるもんね。

市川 乗ってるときはすごく乗ってるんだけど。

矢野 ちょっと(笑)!

奥山 すごく周りを見ているっていうところも似ているなと思います。久白くんも矢野くんも色々な場面で、周りを見てくれていますね。どっちかっていうと彼のほうがリーダーっぽいかも。すごくやりやすいです。

矢野 ホント? あとでなんか奢るね。

市川 なに? その安っぽい友情は(笑)。

あえてかわいく演じようとは考えなかった

――永塚さんが演じる狐塚 鈴くんは、コギツネ座のカミサマ(アイドル)ということですが、どんなキャラクターでしょうか?

永塚 鈴くんは、人見知りなんですけど、懐くとかわいらしい子です。あまりダンスが得意じゃないんですけど、頑張って踊っていて、そういう努力家なところが魅力かなって思います。

――鈴くんを演じる上でこだわったところはどこですか?

永塚 鈴くんはかわいいキャラなんですけど、『スタレボ』に登場するユニットpetit marchの子達みたいに、かわいさをウリにした子ではないんですね。あくまで自然体で、かわいらしく演じようとはあまり考えないようにしました。

――アイドルファンの永塚さんとしては、現実のアイドルの方を参考にされたりもしたのでしょうか?

永塚 鈴に関しては、特にいないですね。現実にいないようなアイドルを目指しています。でも、強いて挙げるとすればスターダストさんの3Bjuniorのような自然体な感じを……。

奥山 ガチの見解すぎるな……。

――永塚さんと鈴くんの共通点はどこですか?

永塚 人見知りなところですかね。基本的に人見知りなので、電車に乗る時は必ずすみっこにいくんですよ。それも車両の切り替わるところに。入口もすみっこと言えばすみっこですが、人がたくさん通るじゃないですか。だから本当のすみっこは車両のはしっこで、そこが一番落ち着くんです。いつも真っ先に場所を確保しています。

矢野 どうした? なにを言ってるんだ (笑)?

――だいたい優先席のあたりですよね。

永塚 優先席がある車両の隣の優先席じゃないところを狙いますね。

奥山 なんのこだわりなんだよ(笑)。

矢野 ながにゃん(永塚さん)は、僕たちがブレーキをかけてしまうところを、フルスロットルで行けるユーモアがある人だなと思います。ご飯にいくお店を選ぶ時も、ここは選ばないなってところも「面白そうだから行ってみようよ」って僕たちを引っ張ってくれる。僕らが思いつかないような発想に、いつも刺激をもらっています。

――2人は、鈴くんと永塚さんの共通点はどこだと思いますか?

市川 鈴くんとリンクしているところは、「Rejet Fes.」でも感じたことですが、本当にキラキラしていて、お客さんを魅了する見せ方をしているところですね。

奥山 イベントの時の映像を見ていると、本当に鈴くんだなって感じました。

永塚 「Rejet Fes.」の時は、鈴くんとして、というより単純に楽しんでいたかもしれないですね(笑)。でも、あの場で楽しむのが鈴くんなのかなと思います。ぴょこぴょこ跳ねるような感じで、矢野氏の久白くんとは対照的だよね。

市川 まさに静と動だよね。

――PURA.netのコントラストになっていると。

矢野 僕もどっちかっていうと普段はぴょこぴょこ跳ねたいタイプだから、久白くんとしてはずっとそれを抑えながら踊っていました。そこはちょっと羨ましいです。