SBIホールディングスは10月20日、仮想通貨の決済サービスを提供する英国のWirex Limited(以下、ワイレックス)と合弁会社を設立することで合意したと発表した。

仮想通貨決済カードを発行

ワイレックスは、ビットコインをはじめとした仮想通貨を、世界中のVISAネットワークで利用できる決済サービスを提供している。同サービスは、ワイレックスのアプリ上で仮想通貨を米ドルやユーロ、英ポンドへ即交換でき、その法定通貨をワイレックスが発行する「Wirexカード」を通じて、VISAのATMや加盟店等のネットワークで利用できる。既に世界130カ国90万人以上の会員数があり、今後も利用者の拡大が見込まれるという。

新会社名は「SBI Wirex Asia(SBI ワイレックス アジア)」。取締役会長には北尾吉孝氏、代表取締役社長には小島和氏が就任する。出資比率はSBIグループ60% 、ワイレックス40%。

今後はSBIグループより、ワイレックスの日本現地法人へ2017年10月末を目途に出資を実施し、合弁会社を設立する。SBIグループは「日本で仮想通貨決済カードを発行していくとともに、アジア地域において仮想通貨、分散台帳技術(DLT)、決済といった分野において共同事業を展開していく予定」としている。