すっかり日本にも定着したハロウィン。その経済効果は既にバレンタインデーを超えているとも言われています。とはいえ、楽しいイベントのはずが実は負担に感じているママも多いようです。今回は、そんな気が重くなっているママと子どもが一緒にハロウィンを楽しめるようになるヒントをお伝えします。

無理は禁物! しないことを決めたら、ハロウィンはもっと楽しくなります(画像はイメージ)

何が負担になっているのか考えてみよう

ハロウィンは、仮装にお菓子にごちそうにと、子どもにとってただただ楽しい1日かもしれません。しかし、それを準備する親にとっては正直なところ、大変な1日でもあります。「負担だな……」そう思うのであれば母親だからと無理に我慢をするのではなく、何が負担に感じる原因になっているのかをちょっと考えてみませんか?

「自分の負担に感じることはしない!」。そう決めるだけで、ハロウィンをもっと気軽に楽しめるはずです。

お金をかけなくてもいい

子どもの仮装は見ていてとてもかわいいですよね。数年前までは"マントを羽織るだけ"のようなちょっとした仮装だったものが、最近では親子でおそろいの仮装は当たり前で、他の人とかぶらないように海外から衣装を取り寄せるなんていう声も聞きます。

でも、そこまでお金をかけたくないと思う人もいるのではないでしょうか。そんな時には事前にお友達と仮装の予算を低めに設定し、その予算内でどれだけ工夫してかわいくできるかを楽しむのもオススメです。

手作りしなくてもいい

お料理をどうするかも、大きな問題です。最近は食物アレルギーのお子さんも多いのでその確認も必要だし、大人も子どももおいしく食べられるものを……と考えだすと、料理が得意な人でなければ気が重くなってしまいます。

手料理を振る舞うことに負担を感じるのであれば、ケータリングサービスを利用してみては? 持ち寄りパーティーの場合は、素直に「お料理は苦手なの」と申告して、デパ地下で買ったお総菜やおいしいパンなど、手作りではなかなか出せない味のものを持っていけば、お友達にも喜ばれるはずです。

おうちパーティーをしなくてもいい

自宅での子どもたちのとのパーティーは、招く側にとって大きな負担がかかります。さらに招かれる側も「何か壊してしまわないか?」「大騒ぎするんじゃないか?」と何かと気を遣いますよね。

そんな時には、カラオケボックスのパーティールームを借りてしまいましょう。事前準備も必要ないし、多少大きな声を出しても気を遣わずに済みます。

お友達と一緒に児童館や地域などで開催されるパーティーに参加するのも1つの手です。自宅パーティーより規模が大きくなる分、楽しい体験も増えるのではないでしょうか。

周りの人も負担に感じているかも

「●●はしたくない!」と自分の価値観を一方的に押し付けるのは、もちろんよくありません。でも、「こういうのはどう?」とまずはアイデアを出してみることで、実は他の人も負担に感じていたと気づけるかもしれませんし、解消できる問題もきっとあるはずです。

そこに参加している人みんなが心から楽しめたら、イベントは大成功ですよね。「子どものためだから仕方ない」「みんなやっているから仕方ない」と我慢や無理をして参加するのは自分も楽しくないし、そんなママを見ている子どもたちも楽しさ半減です。

「これくらいならやってみたい!」。そう思える形にまでサイズダウンさせて、ハロウィンをもっと気軽に楽しんでみませんか?


著者プロフィール

ラーゴムデザイン代表 長谷部敦子
ファイナンシャルプランナー、マスターライフオーガナイザー、メンタルオーガナイザー。父親の看取り介護、自身の結婚を通して、「心」と「お金」の整え方を知ることの必要性を感じ、学びを深める。2012年・2014年の出産を経て、2015年に「しなやかな生き方をデザインする」をコンセプトに起業。家計・起業・扶養などに関わるお金の悩みや、働きたい女性のメンタルについての相談・講師業を中心に活動。働く母の目線で、日々のくらしを快適にする仕組みづくりについての執筆も行っている。「生き方デザイン.com