イクメン オブ ザイヤー実行委員会は10月18日、楽しみながら育児をがんばりイクメンの認知向上に寄与した「イクメン オブ ザイヤー 2017」として、お笑い芸人の爆笑問題・田中裕二さん、ボクサーの山中慎介さん、タレントのマック鈴木さんらを表彰した。
時間を見つけて家族との時間を
タレントの山口もえさんと結婚して2児の父親となり、その後、女の子を授かった田中さん。表彰式後のトークセッションで仕事と家庭のバランスについて問われると、「正直ほとんど子育てはママが中心。それをどれだけサポートできるかというのが現状です。どんなに遅く帰ってきても、子どもが学校に行く時は朝起きて、いってらっしゃいと声をかけたり、時間を見つけて一緒にごはんを食べたり、送り迎えをサポートしたりしています」と語った。
「ボクシングの練習がない日曜日には、子どもたちを公園に連れて行って遊ぶようにしています。自分自身も楽しめています」(山中さん)、「急に忙しくなったり暇になったりする仕事なので、時間の取れる時に家族とたくさん過ごせるようにしています」(マックさん)といったように、3人とも仕事の合間にできる限り家族との時間を作ろうと意識しているようだった。
子育てに奮闘「母乳が出てほしい」
トークセッションでは、子どもと一緒に撮った写真も披露された。生後5カ月の次女を寝かしつけした時の写真を紹介した田中さんは、「最初は抱っこしてゆらすと寝てくれたが、最近はおっぱいが出ない僕では難しいときがある。母乳が出てほしいと本当に思いますね」と切実な思いを吐露。
山中さんは、ボクシングのリンクに子どもたちと一緒に上がった写真、長男の誕生日にディズニーランドに遊びに行ったときの写真を見せながら、「子どもたちの存在が何よりも力になる」と家族への思いを語った。
家にいるときは、長男・次男を必ずお風呂に入れているというマックさん。「日頃からお風呂に入れていると、子どもたちも言うことを聞いてくれますよ。上の子も、下の子を洗っている時は1人で遊んでくれています」とイクメンぶりを披露していた。
奥さんあってこそ
最後にイクメンの定義について尋ねられた3人。マックさんは「奥さんあってこそ」と回答し、「結婚して子どもを授かって、彼女がいないと子育てってできないなっていうところを日々痛切に実感しています。その中の少しをサポートしているつもりなのかな? とは思いますが、アピールすることなく普通にやることがイクメンではないかと思います」と心境を語った。
田中さんも「自分ではイクメンって思っていない。子どもができて、お母さんたちがどれだけ大変かというのが身にしみているところです。イクメンっていう風に力を入れずに、とにかく奥さんと子どもを大事にしたい。最終的にはイクメンという言葉がなくなるのが理想ですよね、イクママは常にいるわけですから」とイクメンに対する考えを述べた。
「受賞したことで(子育てについて)妻からの目が厳しくなると思うので、覚悟したい」と山中さん。3人とも、ますます子育てへの関わりを深めようと思いを新たにしたようだ。
今回の表彰式では他にも、イクメンキャラクター部門として「バカボンのパパ」、イクメン特別部門として質の高い保育イベントを開催している群馬県・群馬県保育協議会が受賞している。