LCCのPeach Aviationは10月18日、沖縄線開設から5年を迎えた。沖縄就航5周年を記念し、那覇空港において、沖縄(那覇)=大阪(関西)線のMM214便に搭乗者175人(幼児2人含む)へ、沖縄ベースの客室乗務員から記念品を配布した。
Peachは、日本初のLCCとして2012年3月に運航を開始し、2012年10月18日から沖縄(那覇)=大阪(関西)を結ぶ路線を就航した。現在、Peachの沖縄からの路線は国内線の大阪(関西)・福岡線の2路線と国際線の台北(桃園)・香港・ソウル(仁川)に加え、LCC初の東南アジア路線でもあるバンコク(スワンナプーム)線の4路線の計6路線が就航しており、累計で約330万人に利用されている。
現在、Peachにとって沖縄関西空港に次ぐ重要な拠点であり、2017年3月から客室乗務員のベースも設けている。2018年夏からは、沖縄(那覇)から台湾・高雄を結ぶ路線を新たに開設する計画となっている。またスポーツの分野では、2015年から卓球の「琉球アスティーダ」とオフィシャルスポンサー契約をしている。Peachでは、スポーツを目的に地域を訪れる方々の需要を喚起し、地域を活性化する取り組みを「アジアスポーツ経済圏構想」と名付け、今後、積極的に展開していく。
沖縄路線の累計搭乗者数は、2014年7月に50万人、2015年6月に100万人、2016年2月に150万人、2016年8月に200万人、2017年9月に330万人と推移している。Peachは2014年7月には那覇空港、2017年9月には仙台空港を関西空港に次ぐ拠点空港と設定。現在、19機の機材で、国内線14路線・国際線15路線に就航し、1日あたり最大約100便以上を運航するとともに、1万3,000人以上の乗客に利用されている。さらに、2018年度には新千歳空港を拠点空港とすることを計画している。